根裂と白虎 ページ14
砂浜に横たわる、12人の遺体
『だ、大丈夫…？？白虎』
白虎【A〜………………A？！！】
『な、何？どうしたの？』
白虎【どうしたも何も、なんであの時俺なんかを庇った！！】
っ……怒ってるんだ……
『そ、それは！』
白虎【俺達は神だ。人間とは違う。轢かれたって別に死にはしない！！】
何よそれ……なんでそんなこと言うの……
それはまるで、自分を否定してるもんじゃない…
『神だから何?神だからって大切な人が目の前で轢かれるのを見てろって言うの？何よそれ……最低……っ』
そう言って、私は森の中へ走っていった。
あの場に居たくなかった………皆の顔が見れない…
白虎【ち、違う！！A！待ってくれ！】
白虎の声が聞こえるがそのまま走り続けた
根裂【修羅場ですか？ふふっ】
この声はっ！！
声が聞こえた方に振り向くと親友である根裂がいた
白虎【っ!!……根裂……なんで…】
根裂【ミカエル様から全て聞きました。神を庇う人間なんて初めて聞きましたよ♪】
根裂【あれが聚楽が言っていた人間ですか？】
白虎【そうだ。だが、普通の人間とは変わらない】
根裂【さぁ、どうでしょう？いつか本能を見せますよ？ニコッ】
白虎と根裂が今にでも暴走しそうな雰囲気を出している
その時、
『き"ゃぁぁぁぁぁぁぁ！！！き、巨人んんんんんんんん！！！』
なんとまぁ、色気のない叫び声が森の中から聞こえてきた
白虎達【っ！！！A！！！！】
物凄い勢いで森の中へと走っていった
根裂【ふふ………安倍Aか…………邪魔だな】
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ASide
『あの言い方は無いじゃん……』
『白虎が轢かれるのが嫌だったから庇ったのに……』
あれ……でも…なんで…こんなに白虎のことが気になるの？…
ドクンッ
っ？！な、…なに………
ドクンッ
はぁっはぁっはぁっ…痛いっ……心臓が……っ…
その痛みはだんだんとなくなっていった
『くっ……ゔっ……はぁっ………はぁっ…はぁっ…』
なんだったんだろう……
病気か！！？?嫌だ……病気で死ぬだなんて嫌だ……
??「そんなに百面相してどうしたの？お嬢さん」
『ぎゃぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁき、巨人んんんんんんんんん！！！』
な、何あのデカさ！！!信じらんない！
ワンピースの中に巨人なんていた？！…………居たわ
こ、こんにちは………海兵さん→←十二神将が降ってきたんですが？
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作者名：ナオ | 作成日時：2021年7月24日 8時
