その7 歪んだ呪い ページ8
。
あの後、怪我をしているからという理由でまとめて病院に送り込まれ、真希の隣のベッドで横になっていた。
そんなに大した怪我じゃ無いし、真希程じゃないからいいって言ったのに。
暇だから散歩でもしよ。そう思って扉に近づくと、外で悟と乙……憂太、の話し声が聞こえてきた。
「これは持論だけどね。愛ほど歪んだ呪いはないよ」
『……悟の癖にいいこと言うなぁ』
「先生…僕は呪術高専で、里香ちゃんの呪いを解きます」
憂太は呪術高専に居る理由を見つけたみたいだ。
少しほっとしたような気持ちになって、謎の満足感が生まれたから、散歩はやめてまた布団に潜ろう。
そう思って振り返ると、また憂太の声が。
「Aちゃん、大丈夫かな…」
「A？」
『？』
「…なんか、僕が言うのもなんですけど、弱々しいって言うか、守らなきゃっていう気持ちになっちゃって」
『！？』
「なるほど……青春してるねぇ」
意味深な感想を残すな！そして憂太もなんだそれ？？
私が里香ちゃんに殺される事を望んでるの？？え？？
「へぇ〜」
『な、あ！真希！！大丈夫なの！？』
「当たり前だろ。それより……そういう事か」
『何が？？私はいま殺人予告をされたんだけど？？？』
「何の話だよ？……まぁいい。さっさと帰ろうぜ」
『ちょっと？寝てなくていいのー？』
私の言葉なんて聞こえていないのか、もしくは聞く気が無いのか。真希は荷物をさっさと纏めて外に出ていく。
私もなるべく急いで荷物を纏めて、勢いよく扉を開けて部屋を出る。
すると、何かにぶつかって少しよろけてしまった。
誰かとぶつかってしまったのかと思って慌てて顔を上げると、いつかの廊下のように憂太の顔が視界いっぱいに広がった。
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駆凪 - すごく面白いです！！頑張ってください。更新楽しみにしています！！ (2022年9月6日 14時) (
レス) @page15 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル - 更新頑張ってください！ (2022年3月3日 15時) (レス) @page14 id: 5e9880aea0 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - すずもりさん» ありがとうございます！励まされますとても！ (2022年1月16日 21時) (レス) id: af5db7d0f8 (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - めっちゃ面白いです！ドSな乙骨先輩いいですよね〜(笑)更新頑張ってください！ (2022年1月16日 20時) (レス) @page9 id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - ソナさん» 需要に合って何よりです！ありがとうございます！ (2022年1月16日 10時) (レス) id: af5db7d0f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yasaiblk | 作成日時：2022年1月15日 18時
