その1 転校生 ページ2
。
東京都立呪術高等専門学校。表向きは私立の宗教系学校だが、実際は都立な上に公費で成り立っている。
もちろん宗教系の事なんか1つも学ばない。
学ぶ内容は【呪い】について、だ。
もちろんこちら側の人口は少ない。そんなにホイホイ呪いが見えます！術式が使えます！って人が居るわけなくて。同級生だってたったの3人。
でも、今日からもう1人増えるらしい。
「聞いたか？今日来る転校生、
「殺したの？」
「ツナマヨ」
「いや、重症らしい」
『人間って4人もロッカーに入るんだ』
「そこじゃねぇだろ」
「ふぅん。ま、生意気ならシメるまでよ」
「おかか」
『やさしーね棘』
教室に入ってしばらくすると、やけにハイテンションな担任が入って来た。
「転校生を紹介しやす！テンション上げてみんな！」
それもダブルピースをかましながら。いくつだアンタ。
対して私達は、そんなテンションの担任を見てからか、尖った転校生を迎え入れる気が無いからなのか、とてもしらけている。私は前者。
「上げてよ…」
「随分尖った奴らしいじゃん。そんな奴のために空気作りなんてゴメンだね」
「しゃけ」
『私は悟のテンションが無理』
「同じく」
「Aとパンダは後で職員室ね。
とりあえず、入っといでー！」
悟の声から少し間を開けて扉が開いた。
そして、どんな子だろう、とワクワクした気持ちはすぐに掻き消される事になる。
その子が入ってきた瞬間、嫌という程襲ってくる寒気。
そして普段とは桁違いな呪霊の気配。恐らく特級レベル。
私たちは彼の自己紹介も聞かぬ間に臨戦態勢に入る。
そして、彼の顔の真横に薙刀を突き付けた真希が一言。
「オマエ、呪われてるぞ」
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駆凪 - すごく面白いです！！頑張ってください。更新楽しみにしています！！ (2022年9月6日 14時) (
レス) @page15 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル - 更新頑張ってください！ (2022年3月3日 15時) (レス) @page14 id: 5e9880aea0 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - すずもりさん» ありがとうございます！励まされますとても！ (2022年1月16日 21時) (レス) id: af5db7d0f8 (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - めっちゃ面白いです！ドSな乙骨先輩いいですよね〜(笑)更新頑張ってください！ (2022年1月16日 20時) (レス) @page9 id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - ソナさん» 需要に合って何よりです！ありがとうございます！ (2022年1月16日 10時) (レス) id: af5db7d0f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yasaiblk | 作成日時：2022年1月15日 18時
