幼馴染は悪友コンビでした。 (ページ2)

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優等生と悪友は幼馴染 #1 ページ2

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いつもと変わらない朝。

ご飯を食べて身支度を済ませ、時間通り私の家の前で待つ幼馴染と一緒に学校へ行く。

『おはよう』

深澤「ん、おはよぉ」

携帯をポケットにしまった事によって空いた手が、次は私の鞄を掴んで自転車の前カゴに入れてくれる。

『ありがとう』

深澤「どういたしまして」

『………じゃあまた、いつものとこまで』

深澤「了解」

辰哉が自転車に跨ったのを確認して、私もその後ろに跨る。

深澤「ん、ちゃんとギュってしてて偉いねえ」

『だって、落ちるから』

深澤「ふは、そうだねえ
また泣いちゃうもんね。わら」

『………もうっ、はやく行って』

軽く辰哉の背中を叩いて、学校に行くよう急かした。

『………翔太、また遅刻かな』

深澤「多分そうだろうねえ」

『辰哉、起こしてあげたら？』

深澤「やぁだよ！わら
だってなべ全然起きねえもん、Aだってアイツの寝起きの悪さ知ってんでしょー」

『うん、知ってる』

ある程度学校に近づくと、自転車から降りる私。

深澤「ゆっくり降りなね」

『うん』

辰哉の手から鞄を受け取れば、その空いた手で今度は私の頭を撫でてきた。

深澤「じゃあね」

それだけ言って辰哉は、立ち漕ぎで学校に向かった。

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