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20:君に可愛い狼からの宣戦布告 ページ22

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─── 昼休み

次の授業の準備をしていると突然、前の方から誰かに名前を呼ばれて私は顔を上げた。





ラウ「Aちゃんっ!!」


『あっ、ラウールくん!』


ラウ「えへへ、おしゃべりしたくてきちゃった!」





そう言って、本来は蓮くんの席にラウールくんが座った。





ラウ「わっ、もう次の授業の準備してる!流石だなぁ、」


『そんなことないよ、暇だったから準備してただけ』


ラウ「そっか。じゃあ、僕が来てくれて嬉しかった?」





可愛い笑顔で聞かれたのは、私にとっては少し答えるのが恥ずかしい質問





『……っう、うん、』


ラウ「ねーえ!僕が聞きたいのは"うん"じゃなくて、嬉しかったって言葉なんだけどっ!」


『っう、うれしかった、っ!』





言った途端、急激に顔へと熱が集まる

私は慌ててラウールくんの顔から目を逸らそうとしたけど、そう上手くは行かなくて。





ラウ「だめ」


『わ、』


ラウ「……逸らしちゃ、だめ」





大きな手が私の顔を包んで離さない






ラウ「こんなに可愛い顔、見逃したくない」


『っか、かわいくなんか、!』


ラウ「Aちゃんは十分可愛いよ」


『…っ、』





じわじわ熱くなる顔、耐えきれず何故か涙が出てきそうになった瞬間

私の顔に触れていた大きな手は、突然にして居なくなった。





目黒「なにやってんの」


ラウ「………めめ」





そこには、飲み物を持った蓮くんの姿。

蓮くんはラウールくんの腕を掴んでいた。





目黒「いくらラウールでも渡さない」


ラウ「…………それ、僕もって言ったら?」





蓮くんの腕を振り払って、椅子から立ち上がったラウールくん





ラウ「僕だって、めめには渡さないよ」





そう言ってやっとまた、私と目が合う





ラウ「Aちゃん」


『は、はいっ』


ラウ「めめにばーっかり気取られてると、可愛い狼に食べられちゃうからね!」


『……可愛い、狼?』


ラウ「んもうっ!可愛いって言ったら僕しかいないでしょ!」





頬をプクッと膨らまして怒るラウールくんは、確かに可愛かった。





ラウ「鈍感すぎるAちゃんには、お仕置」


『へ、』





長い足で私のそばまで来ればその瞬間、頬に何か柔らかいものが触れた。

それはラウールくんの、





ラウ「次は、口にちゅーしちゃうからね」





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作者名:佐藤さん | 作成日時:2023年1月6日 18時

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