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16:貴方とまだ一緒にいたい ページ16

·





─── 家





目黒くんA





お風呂上がり、部屋に戻って携帯をつけてみると"新着メッセージが1件"との表示

送り主は目黒くん





どうしたの?





これだけ送ってベッドに腰かける、すぐに返信は帰ってきた





目黒くん電話、出来たりする?





『………え、まって、』





部屋で一人、携帯を持ったままその場に立ち尽くす

その間にも新しいメッセージが来ていた





目黒くん無理にとは言わない

目黒くん俺はいつでも大丈夫だから





電話、出来ます





目黒くん俺から掛けてもいい?





はい、お願いします





携帯を持つ手が、少しだけ震える

"すぐに出たら変かな"なんて思っていても、掛かってきたので咄嗟に、ボタンを押して出てしまった





『は、はいっ、』


目黒「………はやっ(笑)」





やっぱり早かったみたい

お風呂上がりだからか、頬に熱が灯る





目黒「今、何してる?」


『……今は…目黒くんと電話、してます』


目黒「…ふは、確かに」


『め、目黒くんは、?』


目黒「ん……俺も今は、桃井さんと電話してるかな」





さっきからずっと、胸の鼓動がうるさくて仕方ない
何に私はドキドキしてるんだろう





目黒「あ、ねぇ」


『……ん、?』


目黒「ベランダ、ある?」





私はベランダへと目を動かす





『うん、ある』


目黒「ちょっと、出てみて
あ、冷えるから上着羽織って」


『ん、うんっ』





言われた通り、ハンガーに掛けていた薄手の上着を羽織って、ベランダに出てみる





『出ましたっ、』


目黒「………じゃあ、上見て」


『上………!!わぁ、』





見上げた空には瞬く間に、星が輝いていた





目黒「………月も、見える?」


『うんっ、見える』





三日月の形をした月に、まるで集まって来たみたいな幾つもの星

改めてちゃんと夜空を見上げたのなんて、いつぶりだろう





目黒「月が、綺麗ですね」





耳元でそう囁かれ、目黒くんと電話していた事を一気に思い出した





『………へ、』


目黒「………もう一回言『……今日は少し、肌寒いですね』」





私の心臓は、張り裂けそうで仕方なかった





目黒「………」


『……目黒く、「あれ、上着着てないの?」』





その瞬間、私は電話を切った





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作者名:佐藤さん | 作成日時:2023年1月6日 18時

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