1話 なぜそうなる ページ3
Aside
バレマネ...いや、桃ちゃんと呼ぶべきか、
あの日の1件からは桃ちゃんとちょっとした交流ができた。
なんでも桃ちゃんには女の友達がいなかったらしく、助けてくれた私と仲良くなりたいと思ったそうだ。
にしてもあれは困ったよね。
────────
夢『えと、左頬大丈夫...かな?』
叩かれてからしばらくしていて、赤くなっていた左頬。
桃「...ぇ、助けてくれた...の、?」
夢『あ、ハハハ』
焦った、いや、正確に言えばしくったなと思った。
バレマネちゃんはバレー部の過激ファンに嫌われていて、私も仲良くすんなよと釘を打たれていたのだ。
桃「っ!もっ、桃とお友達になってください!!!」
バレマネは頭を思いっきり下げて両手を差し出して来たのだ。
──────
あまりに一生懸命なその姿に思わず揺らいで、友達と名乗ることを許可してしまったのだ。
まぁ、終わったことだし、仕方がないっちゃ仕方がないので、もう諦めることにした。
それからというもの桃ちゃんは休み時間を使ってわざわざ他クラスである私に話かけに来てくれる。
最近はなんかペットのわんちゃんみたいな感じで、結構楽しかったりもする。
そんな何気ない日が続いて2週間たった位のこと、
私は、あの有名な及川先輩に呼び出されたのだ。
いやービビりましたよね、なんかしたかなー?みたいな?
及川先輩のことはもちろん知っている。
だってみんながイケメンイケメン騒いでたらそりゃー気になるよなって感じ。うん、
昼休みに空き教室で、と言われていたので早速向かった。
四限終わって1番乗りレベルで早く教室出たのに、例の空き教室には及川先輩?と思わしき人物と女子生徒。
え、なにこれ逢い引き現場??
突撃したら普通に可哀想だったので、影から覗くだけにしておいた。
「ぇと、及川先輩!!すっ好きでしゅッ!!////」
うわぁ、生の告白現場やん、
及川「ん〜、ごめんね笑、今はバレーに集中したいから!」
どうにも胡散臭いとしか思えない笑い方、女の子かわいそ、と思っていたら
「...じゃ、最後に」
なんと及川先輩のネクタイを引っ張ってキスしたのだ。
え、ま?
結構濃厚なキスで、思わず写真を撮った。
あ、所蔵権の侵害とか言わないでね?
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あお - こうゆう感じのヒロインちゃん好きです!w面白かったんで次の投稿待ってます! (2022年12月17日 21時) (レス) @page1 id: c241688681 (このIDを非表示/違反報告)
ななサマ - ドロドロ系新鮮で推せる。投稿待ってまーす!! (2022年10月10日 23時) (レス) @page20 id: 3d9458003a (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - やべー。ヒロインちゃんと名前似てるwwwww後から夢主ちゃんが好かれるタイプの小説大好きだわ (2022年10月9日 15時) (レス) @page2 id: 11775f8b13 (このIDを非表示/違反報告)
URAN - 及川さんが真前でキスしとるんやったら連写するわ。あと主様よこの小説面白すぎんか私大好きです!!これからも頑張ってください。 (2022年9月26日 4時) (レス) @page20 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
ニコリ - とっても面白くて、続きがたのしみです。 更新を楽しみに待ってます。 (2022年9月6日 22時) (レス) @page15 id: 84fc6c592a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ううさん x他2人 | 作成日時:2022年8月22日 23時