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第三十三話 ページ38

顔が良い…衝撃が強いなぁ…

炭「君の顔に文句は無い!こぢんまりしていて色白でいいんじゃないかと思う!!」←

伊「殺すぞテメエ!!かかって来い!!」←

炭「駄目だ、もうかかって行かない!」←

伊「もう一発頭突いてみろ!!」←

炭「もうしない!!君はちょっと座れ、大丈夫か!」←

駄目だ、収集つかない…絶妙に会話が噛み合っていないし…
むしろ何で炭治郎は無意識で煽れるんだ…←

呆れて溜息をつく。

伊「おいでこっぱち!!俺の名を教えてやる!嘴平伊之助だ、覚えておけ!!」

炭「どういう字を書くんだ!」←

「(そこ食い付く!?普通!?)」←

伊「字!?じっ…俺は読み書きができねぇんだよ!名前はふんどしに書いてあるけどな…」

「(お前も素直に答えんのかい!?)」←

嗚呼、駄目だ。ツッコミが追いつかない…

などと勝手に疲れていると、伊之助が突如黙り込む。不思議に思って彼に視線を移すと、徐々に白目を剥き始める。

そして、鈍い音を立てて後ろに倒れた。

完全に意識は消えており、額からは血が滲んでいる。口からは泡が出ていた。

そこに美しい顔立ちの面影は全く無い。

善逸が死んだ?などと叫ぶ。辞めなさい、縁起でもないから。

炭「死んでない。多分脳震盪だ。俺が力一杯頭突きしたから……」

善逸が顔を青くする。大方、どんな頭してんだ…などと考えているのだろう。

取り敢えず、彼の頭の下に畳んだ羽織を差し込み、体には善逸の羽織を掛け、安静にさせる。おでこと腹には拙が軟膏を塗っておいた。


伊之助が寝ている間、拙たちは亡くなった方々の埋葬作業に移った。

…本当だったら、ちゃんとした墓の下眠らせてやりたいのだが、道具も何もない。本当に、申し訳無く思う。

懐から数珠を取り出し、経を唱える。

善「沙夜ちゃん、お経詠めるの…?お寺の子?」

「いや、違うよ。ま、出生は後々話すよ」

善「(寂しそうな…悲しげな音…)」

経を唱えていると、伊之助が起きた。

起きて早々、拙たちに勝負を申し込んでくる。善逸は悲鳴をあげると拙の後ろに隠れた。

炭治郎が手伝うよう言うが、伊之助は嫌だと言い張った。勝負の方が大切らしい。

が、炭治郎が再び無意識煽りを発動。

伊之助はその気にさせられ、埋葬作業を手伝ったのだった。

埋葬を終えて、山を下ることになったが善逸は正一くんを連れていくとごねた。


さてはまた勘違いしてるな…←


結果、炭治郎の手刀が炸裂。善逸は黙った。

そして三兄弟に別れを告げた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 我妻善逸   
作品ジャンル:アニメ
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文学少女(プロフ) - ありがとうございます!まだまだ至らない所があるかと思いますが、これからも宜しく御願いします! (2019年6月9日 21時) (レス) id: 2d20336b29 (このIDを非表示/違反報告)
鮭本 - コメント失礼します。とても読みやすくて面白いです!無理しない程度に更新頑張ってください!応援してます!! (2019年6月9日 20時) (レス) id: 17f131f64f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文学少女 | 作成日時:2019年6月4日 18時

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