八尺様 6 ページ8
次の日。
私はいつも通り読書に勤しんでいた。朝の学校は人が少ないので読書にはぴったりだ。
が、その静かさは秒でぶち壊された←
中『こンのクソ太宰ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ‼』
太『あっはははは!短いあんよで頑張りまちゅね〜うふふふふふふ』←
…またか。
どんだけ仲悪いのあの二人…。思わず額に手を当てる。朝っぱらからあれはキツイ。
どうしたものかと思って居ると尾崎先生の『こら!其処の童ども‼金色夜叉で斬り刻まれたいか‼』という怒号が聞こえてきた。
あ、静かになった←
私は溜息をつくと再び本を読み始めた。
その時だった。
中『クソッ、太宰いつか殺す……あ、お早う、八坂』
中原くんに声を掛けられる。私は慌てて中原くんの方を向き乍ら声を掛けようとした。
『あ、な、中原くんお早うーーーーヒッ⁈』
中原くんは居る。そう、甘いマスクに赤毛にも近い茶髪。蒼くて澄んだ眼にがっしりとした男子高校生らしい体付き。
変わらない。そうーーーー彼自身は。
けど今は、
中原くんのすぐ後ろに、八尺様が立っている。
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大阪 - 更新ない…(泣) (2019年2月3日 14時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 更新きたー♪ (2018年7月25日 13時) (レス) id: a4c1fe7640 (このIDを非表示/違反報告)
かな - いいですね!それ! (2018年6月7日 21時) (レス) id: a4c1fe7640 (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - 太宰さんでガシャドクロ、谷崎君でくねくね又はけてけてが見たいです。 (2018年6月3日 21時) (レス) id: 6d19b82d66 (このIDを非表示/違反報告)
文学少女(プロフ) - ありがとうございます!今は忙しくて更新出来ませんが落ち着いたら一気に書きます! (2018年5月18日 20時) (レス) id: 2d20336b29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:文学少女 | 作成日時:2018年4月21日 16時