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のどがみさま 2 ページ18

「はぁ、それで理事長先生が直々に?」

太「そうなのだよ、全く、なんで私達があんなロリィタコンプレックスの言うこと聞かなきゃいけないんだい!?」

藤乃は購入して来た原稿用紙を隣に置き、麦茶を注ぎながら呟いた。

「な、なんか太宰くん怒ってます?」

中「嗚呼、それはな?太宰、交換条件で従兄弟を押し付けられたんだよ、森さんにな」

「従兄弟?」

中「夢野久作っつーガキなんだが、いかんせん面倒くさい。気に入らねェことがあるとすぐ泣くし、異能力を小出しにしてくる。過去に太宰が奔走した挙句、疲労でぶっ倒れるっていう事件が起こった」←

「た、大変ですね…」

藤乃は麦茶を飲みながら呟いた。

「それにしても…子供が行っちゃダメな場所ですか。基本的に子供が行っちゃダメな場所なんて、山程あると思いますけど…」

中「まァ、アバウトに言っちまえばそうなるな…。だが、俺たちを真っ先に訪ねてきたっつーのは何か…"ソッチ系"の類なんじゃねぇか?」

「そう、ですね」

あああああ!と頭を抱えながらゴロゴロと転がり回る太宰を中也が足で挟んで止める。

太「あああ嫌だ、只でさえQは面倒くさいのに…3日ってどういうこと!?神社の件解決しないと押し付けるとか…最早脅しじゃないか!卑怯じゃないか!ああああ森さん恨む恨み抜いてやる」←

因みにここまでノンブレスである←

中「諦めろ、自業自得、日頃の行いだ」

太「中也なんてQの異能力に操られて醜態を晒せば良いのだよ!!」←

中「縁起でもねェこと言うんじゃねェ!!!」←

中也の鉄拳が彼の脳天に叩き込まれる。

ガツンッと鈍い音と共に堕ちる太宰。

中也の顔も若干青ざめていることから、彼も過去に辛酸を舐めた事が有るようだ。

「と、取り敢えず後日その神社に伺ってみましょう?ね?喧嘩はやめて…」

中「あ、おう、悪ィ」

太「痛た…全く、君って本当にゴリラだよねぇ。そこら辺の筋骨隆々な益荒男なんてイチコロでしょ?ああやだやだ、これだから脳筋は」←

中「頭蓋骨カチ割られたくないなら今すぐ黙れ」←

さらに険悪になりかけるが、藤乃の威圧感で二人は黙り、喧嘩を辞めた。

「さ、今日はもう遅いですし、夕飯食べて行ってくださいな」

中「お!助かる、今日姐さん帰ってこないんだよ」

太「私も食べるー……今帰ったら絶対Qの面倒みなくちゃいけないから」

太宰は頭を摩り乍ら呟いて立ち上がった。

太「あ、料理手伝うよ」

藤/中「「其れだけはやめて!/やめろ!」」←←

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大阪 - リクエストで、学校七不思議か、てけてけお願いします! (2019年4月10日 16時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
文学少女(プロフ) - はい。一応文スト、という世界線なので、名も少し変化するかと判断して感じを変えました。それとリクエストありがとうございます!調べた後、書かせていただきます! (2019年4月10日 0時) (レス) id: 2d20336b29 (このIDを非表示/違反報告)
秦弓月(プロフ) - 安倍晴明の漢字が違うのは検索避けですか? また、リクエストで「22時48分の足音」と「のどがみさま」をお願いします。 (2019年4月9日 23時) (レス) id: deabd34961 (このIDを非表示/違反報告)
飴玉(プロフ) - 続編だ!応援してます!この作品大好きです! (2019年2月17日 19時) (レス) id: aea70470cb (このIDを非表示/違反報告)
新羅 - 続編おめでとうございます!楽しんで読ませてもらっています! (2019年2月16日 11時) (レス) id: 86749cca2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文学少女 | 作成日時:2019年2月3日 15時

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