検索窓
今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:8,188 hit

くねくね 1 ページ2

中『ほい八坂、グミ』

『ありがとうございます!では私の練り切りを一つ差し上げます!』

太『おやつに練り切り持ってきた人私初めて見た』←

谷『ボクも』←

今は林間合宿中。泊まり学習しに行く場所に行くまでのバスの中での会話である。

藤乃、中也、太宰は揃って一番後ろの席に座っていた。
窓からは綺麗な田園風景が広がっているのが見える。

太『織田作〜、八坂さんが練り切りあげるって〜』

太宰は一つ前の席に座っている織田作に練り切りを渡す。織田作はしおりから眼を離すと藤乃に微笑んで練り切りを受け取った。

織『美味い(もきゅもきゅ)』

『ありがとうございます』

織田作のほんわかした表情に四人も頰が緩む。


そして暫くしおりを読んで日程を確かめたり、これから向かう場所について語り合ったりしていると、

国『そろそろパーキングエリアだ、10分休憩を設ける。時間はしっかり守れよ!』

と国木田から伝えられる。


パーキングエリアに着くとぞろぞろと生徒たちがバスを降りてパーキングエリアの建物やトイレに向かう。

藤乃達も用事を済ませ、バスに戻ろうとした時だった。

『谷崎くん?どうしたの?』

茂みの辺りを必死にかき分けている谷崎の姿が目に入った。

谷『あ、八坂さん!実はナオミから貰ったストラップの紐が切れて…どッかいっちゃって…探してるんだ。確か、この辺りだと思うんだけど…』

『なら私達も手伝いますよ。妹さんが下さったものなのでしょう?』

中『俺らは構わねェけど。時間制限がある、急いで見つけっぞ』

そして四人で探していると、織田作が来た。

織『おい、四人とも、そろそろ時間だぞ。バスに戻れ』

『織田先生!…ですが谷崎くんのストラップが何処かに行ってしまって…妹さんから貰った大切なものらしいのです』

織『そうなのか。なら俺も探そう』


そう言って織田作がしゃがみ込んだ瞬間だった。




谷『あれ……?』

中『どうした谷崎……って』

太『あーあ、これは……』

織『一面田んぼ…?』









『此処…………何処なの?』









項三

『くねくね』

くねくね 2→←おさらい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
81人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

大阪 - リクエストで、学校七不思議か、てけてけお願いします! (2019年4月10日 16時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)
文学少女(プロフ) - はい。一応文スト、という世界線なので、名も少し変化するかと判断して感じを変えました。それとリクエストありがとうございます!調べた後、書かせていただきます! (2019年4月10日 0時) (レス) id: 2d20336b29 (このIDを非表示/違反報告)
秦弓月(プロフ) - 安倍晴明の漢字が違うのは検索避けですか? また、リクエストで「22時48分の足音」と「のどがみさま」をお願いします。 (2019年4月9日 23時) (レス) id: deabd34961 (このIDを非表示/違反報告)
飴玉(プロフ) - 続編だ!応援してます!この作品大好きです! (2019年2月17日 19時) (レス) id: aea70470cb (このIDを非表示/違反報告)
新羅 - 続編おめでとうございます!楽しんで読ませてもらっています! (2019年2月16日 11時) (レス) id: 86749cca2b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:文学少女 | 作成日時:2019年2月3日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。