狼少女【第五人格】 (ページ12)

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第十一話ページ12

傭『真逆あの高さの壁を飛び越えてきたのか！？』

傭兵、ナワーブが叫ぶ。

グロリアは狼眼を光らせながらナワーブの上に飛び掛かり、馬乗りになる様に抑えつけた。

傭『が…ッ！』

『はぁぁ…やっと捕まえたぁぁ…』

動けないナワーブの上で安心した声を出す。

傭『い、いつから気付いて…ッ！』

『ん？最初っから。ボク、聴覚も視覚も、嗅覚もズバ抜けてるからさ、きみを探し出すのは造作もないよ！』

そう嬉しそうに言うグロリア。ナワーブは悔しそうに唇を噛む。

傭『クソ…ッ！』

『…丁度良いや。君は今から荘園に戻されちゃうワケだけど、ちょっとだけ良いこと教えてあげようか』

『良いかい？人狼は人を騙すプロだ。狡猾でいつでも隙を狙ってる。人を最も容易く裏切ることができる卑怯者だ。だからね、傭兵くん。いや、サバイバー。

油断してるとーー

頭から喰っちゃうぞ』

傭『ッ！』

傭兵くんをロケットチェアに座らせる。彼は最後まで悔しそうに歯噛みし、そして飛んで行った。

それを見届けてグロリアはハンター専用の出口に向かう。

『いやぁ、それにしても楽しかったなぁ～また遊びたい！猟師を殺した時より楽しい！…あ、そろそろ帰んなきゃ、ジョセフさん達が待ってる！』

そして出口に向かって走り出す。

数分後、見事に迷って慌てて来たジョセフに回収された←

外在人格

獣の本質・・・獣は己の本質に実に正直だ。本能赴くまま、狡猾さと脚を駆けるその姿はどうして誰が止められる？グロリアからは逃げられない。
(移動速度は常にリッパーの最高速度並み。人狼の得意とする騙し討ちが出来る。チェイサー潰し。
例・調香師、傭兵にやった様なこと。

三回使用可能。心拍数の音、赤い光を無表示に出来る)。

破壊咆哮・・・人は元来、大きな音には気づけるが、その瞬間まで聞こえない"形の無い"音には対処出来ない。その一瞬のタイムラグが、生死を分ける。(半径40メートル以内に衝撃波を起こす。なお、食らったサバイバーは3秒間操作不能に陥る)。

無貌の王・・・何も無い所から出現する脅威ほど恐ろしいものはない。しかし人狼は、それを確実に、当たり前に、狡猾に、残忍に引き起こすことができる。
(視覚効果で対象サバイバーにピンを付け、聴覚効果ではリッスン状態、嗅覚効果ではサバイバー追跡を100%成功出来るが、視覚効果以外はランダムである)。

瞬間移動、監視者などの特質がベストなタイプ。

グロリアの特徴はこんな感じです！