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第四話 ページ5

「なぁ、いつになったら仲直りするんだよ」


「仲直り?何言ってるの」


「はぁ?それはこっちのセリフだ。今日大変だったんだぞ。カイザーの奴一日不機嫌で。早く仲直りしないとこのままずっと続くぞ?」



「私達、離婚したの。仲直りもクソもないの」

「クソって…お前、そんな言葉何処で覚えて…」

そういえば言葉遣いの悪い奴がコイツの夫なんだった

「てか離婚ってマジか?カイザーが許したのか?」

「許すわけないじゃん。だから遠征中に全部荷物まとめて、離婚届書いて、指輪も置いてきたの」


その時、ベルが鳴った
宅配が来たようだ

「あ、荷物届いたかも。よっちゃん荷解き手伝ってよ」

「はぁ…お前、どうなっても俺は知らないからな」

「大丈夫大丈夫!よっちゃんに連れてこられたってことにするから」

「それは俺が大丈夫じゃなくなるから!絶対それだけはやめろよ?!」

あまり外に出て人に見られるのも良くないと思い、彼女には中で待っておくよう伝え、自分が代わりに荷物を取りに出た

てか、いつの間に俺の家の住所知ってんだよ


「はーい」

扉を開けると、そこに立っていたのは宅配の人ではなく__


「やぁ、世一」


「……は、カイザー?!」

何でお前が…という前に、彼はこちらに目もくれず、ズカズカと家に上がる


「ちょ、おい待て!なに人の家に勝手に…」

「やはり一応確認しておこうと思ってな。お前の家はよくアイツの家出先に使われていたし、ネスにも言われたんだ。お前が口止めされてるだけで、もしかしたらこの家に住み着いてるかもしれないってな。
__俺のクソ可愛い子猫が」


ネスの野郎…チクリやがったのか

やばいぞA逃げろ

殺されるぞ、まじで。

カイザーの声はきっと彼女にも聞こえているはずだ。
俺は少しでも逃げる時間を稼げるように足止めしないと



「ど、どうしたんだよ今回は。カイザー、またお前が何か余計なこと言ったんだろ」

「あ?俺は今回何もしてない。俺のいない間…アイツが勝手に荷物まとめて、離婚届と指輪置いて家出てっただけだ。

A…俺から逃げられると思うなよ。見つけたら躾し直してやる」

彼の背後からどす黒いオーラが立ち込める

あ、やべぇ。余計なこと言ったかも


彼は真っ直ぐリビングへと入っていった

そこで足を止めると、目を閉じて耳を澄ます
人の気配を探してるんだ

Aは上手く隠れただろうか

てか上手く隠れてもらわないと困る。今回は俺の命もかかっているんだから

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沙羅(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新待ってます! (4月7日 0時) (レス) @page21 id: e669b9fbcc (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 神かよ!!!!!!! (8月24日 9時) (レス) @page15 id: 097fc38870 (このIDを非表示/違反報告)
YUY - うわ最高 この作品のみひゃ最高すぎてまじ神(語彙力皆無)更新待ってます!頑張ってください!! (2023年2月19日 11時) (レス) @page12 id: 2b504e2cbc (このIDを非表示/違反報告)
- カイザー優しい♥️ 最高ですか? (2023年2月14日 17時) (レス) @page9 id: 1f3484379a (このIDを非表示/違反報告)
- ヤバいヤバい続きが気になるーーーーーー (2023年2月5日 22時) (レス) @page6 id: 1f3484379a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかお2号 | 作成日時:2023年2月5日 2時

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