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第十八話 ページ19

それからアイスを食べる、なんて気分にはなれなくて


そのままそれぞれの部屋に入った

私も直ぐにベッドに入って眠りにつく

久しぶりの潔家の部屋なのもあってなかなか眠れない

…いや、眠れないのは別に理由があるか。

よっちゃんには心配かけてしまった。

誰にも迷惑かけないように日本に来たのに

やっぱり明日には出ていこう

そう決心して瞳を閉じた、その時だった


コンコン、

控えめなノックの音

「… A、まだ起きてる?」

よっちゃんだった。

電気をつけて、ドアを開ける

そこには首に手をやりながら気まずそうに立つよっちゃんの姿があった


「…あのさ、」

「入っていいよ」

「え、…じゃあ、お邪魔、します…」












「…ごめん。俺、あのあと色々考えたんだ」


「AもAなりに考えがあるんだろうなって、色んなもの抱えて、それ全部幸せにしようとしてるんだろうなって…」

「よっちゃん…」


「…俺さ、恋人とか居たことないから分かんないけど、俺…大事な人には傍にいて欲しいって思う。それこそ、自分が怪我してたら近くに居てくれたら安心するし、リハビリとかも頑張れる気がするし…そんなデカイ怪我したことねぇから分かんねーけど」


「…ありがとうよっちゃん。ずっと返事考えてくれてたんだね」

「…俺、明日の朝には向こう帰るから。もう直接言うの今しかねーって思って」

「そっか、」

「お前も一緒に帰るか?」

「………どうしよ」

俯いてミヒャのことを考える
日本に着いてからミヒャの連絡先は消してしまった。

電話も着信拒否にしちゃってるし

今頃彼はどうしているんだろう。
私のことを必死で探し回っているのだろうか。
それとも、私のことなんて忘れてるだろうか。


「…悩むなら、まだここに居ればいい」

頭に大きな手が乗っかった


「…これだけは忘れるなよ、A」

顔を上げると、よっちゃんがくしゃりと笑い私を見下ろす



「俺はお前の味方だから。」

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沙羅(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新待ってます! (4月7日 0時) (レス) @page21 id: e669b9fbcc (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 神かよ!!!!!!! (8月24日 9時) (レス) @page15 id: 097fc38870 (このIDを非表示/違反報告)
YUY - うわ最高 この作品のみひゃ最高すぎてまじ神(語彙力皆無)更新待ってます!頑張ってください!! (2023年2月19日 11時) (レス) @page12 id: 2b504e2cbc (このIDを非表示/違反報告)
- カイザー優しい♥️ 最高ですか? (2023年2月14日 17時) (レス) @page9 id: 1f3484379a (このIDを非表示/違反報告)
- ヤバいヤバい続きが気になるーーーーーー (2023年2月5日 22時) (レス) @page6 id: 1f3484379a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかお2号 | 作成日時:2023年2月5日 2時

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