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もう太陽が高い位置に来てるけど、今日の私はベッドからでる気力も体力も残ってない。

だって!夜、寝ようとしたら菅田がでてくる。目をとじるとでて来る!

あいつは貞子か!


全くの予想外だった。
あの、あの!菅田将暉が!わ、、私を?!

確かにあいつの神からの寵愛ぷりを恨んだけど!
人に言えない程の欠点を望んだけど!


まさか、女の 趣味が壊滅的だったとは…
衝撃だわ。



私はあの後、あの場からなんとか逃げ出そうと試みた。



そして見事失敗した。




「オレを誰だと思ってんの?お前の考えそうなことくらいお見通しだっつーの」

戦友として共にした時間がまさか裏目に出るとは!


「はぁ、正直、Aがオレのことをを同期としか見てないのは、わかりたくないほどわかってんだよ。だから別に今すぐどうこうしようなんて思ってないから。安心しなさい」
「あの、」
「と言うことで、この場でのお断りも受け付けておりません!」
「え!」
「はー!スッキリしたわ。黙ってんの性に合わなくてさ。じゃあ、お疲れ!」
「いやあの!ちょっと!」

と、私に一言も喋らせず、言うだけ言って爽やかに帰っていった。



「はぁーーっ?!」
いやいやいやいや、なにそのあっさり。
しかも夜だし、せめて送るよ?的なものはないのか?

決して送ってほしかったわけではなくて!そういうことではなくて!

あいつ、本当に私が好きなのか?


結果、家に帰ってきてもなかなか寝付けず、明け方にうとうと、し始めて今に至る。

うーん、うーんと唸りながら布団にくるまってゴロゴロ転がっていると、ふと、昨日の着信のことを思い出した。

カバンに入れっぱなしにしていたスマホを出して充電すると、不在着信が2件。

画面に表示させた番号を眺めてみるけど、全く何の覚えもない。かかってきそうな用事もなかったと思う。

誰だろ?この番号。2回もかけてきてるし、ゼッタイかけ直したほうがいいな。

発信をタップしようとして、指が止まる。

もし、仕事の電話だったら。
休みだし対応できないかも。
そしてできれば休日に仕事はしたくない!今のメンタル的に。


スマホに向かって手を合わせる。

社会人失格だけど、今日はごめんなさい!

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作成日時:2019年3月19日 20時

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