及川徹の妹は正真正銘の天才である。4【HQ】

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谷「大丈夫!!40cmなんてフジクジラと同じサイズだよ!そんなに大きくないから」









日「俺、フジクジラと合体したい…」









『何言ってんだか』









対戦相手の2m越えの選手を見た日向はビビっていた。









まあ、仁花ちゃんがビビってるのは私が大袈裟に言い過ぎたせいだけども。








影「…お前、本気でビビってんのか？」








日「？え？」








ﾋﾟﾋﾟｰ








『あ、ほらいってらっしゃい!!』









コード入りの笛が鳴ったので選手を送り出す。








私達も練習の準備をする。









谷「日向、大丈夫かな…」








仁花ちゃんは日向を気にしていた。








『大丈夫だよ。コートに入ったら"関係ない"って顔すると思うよ!それに日向にも武器、あるじゃん？』








谷「!うん!!」








安心したようだ。良かった。









それにしても…結構この試合、苦戦するかもしれない。

















ﾋﾟｰ








試合開始の笛がなる。私は仁花ちゃんと観客席に上がった。









月島のサーブで相手コートへいく。









相手セッターは百沢(2m)に上げた。









対するこっちはバッチリブロック3枚、のはずだった。









『うっわ』









百沢はブロックの上から叩きつけた。









「ブロックの意味無いじゃん」









私たちの後ろを通り過ぎた誰かが言った。









谷「…」









その後も日向のフェイントを押し返された。









私は百沢の顔を見た。そして思った。










『(身長というのは、"恵まれる"って言葉が似合う)』









百沢の顔はかつての私と同じ顔をしていた(つまらなそうだった)。
















その後も百沢により相手に点が入る。









そして烏野高校タイムアウト。
















百「バレーって単純すね」









『(へー単純(・・)ね)』









バレーは真っ向勝負だけじゃないんだよ。

















日向の神技速攻が決まる。









「うおおお!出た!IH予選でやってた"超速攻"!!」










谷「『(それとはちょっと違うんだよなあ〜)』」




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