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episode71 ページ27

〜澤村side〜




いつものメンツ、いつもの帰り道、いつもの会話

なのに今日は気分が上がらなかった。


自覚したのは今日の朝食時。

Aの「初恋の人は大地」という問題発言で

俺の心臓は試合の時よりもドキドキしていた。



Aとはずっとただの幼なじみだと思ってた。

2人の結婚式の友人代表スピーチは俺がやりたいと

考えてたぐらいだ。



なのに今はどうだろう。

いつもの事なのにスガとAが楽しそうに話して

いるのを見るとイライラする。



Aを1度も好きになったことはないという

訳ではなかった。

俺も小学生の頃はAが好きだったのだ。

小学生だからもちろん初恋で、きっかけは忘れた。

気づいたら好きになっていたというやつだと思う。


今まで抑えていた分の気持ちが溢れてくる。



このままだとただ空気を壊すだけだと思い

先に帰る、と言おうとするとスガが

「大地と話がしたいからAは先に帰ってて」と

言いスガと2人になってしまった。



澤「…俺はちゃんと諦めれるから安心しろ。
Aと関わるのも極力避ける。」

菅「大地は本当にそれでいいの?」

澤「っ!……」


菅「俺たしかに今すげえ焦ってるよ。
大地は俺と比べもんにならないくらい良い奴だし
将来とか考えたら大地の方がいいんじゃないかとか

でもさ、大地の諦め方は違うと思う。
伝えるくらいならしていいぞ。
国見とか黒尾とかに比べれば痛くも痒くもねぇ!
後、Aを譲る気ないからな!!」


澤「スガ……」


本当に俺はいい友達であり仲間を持ったなと

実感した。



澤「でもAには告わない」

菅「えっ?!」

澤「恋愛絡みになると俺は旭よりへなちょこになる
みたいだ。…振られんのが怖ぇ」

菅「ま、大地の好きにすればいいべ!」

澤「ほんとありがとうな」

菅「おう!」

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作者名:あもう。 | 作成日時:2021年1月15日 17時

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