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「智洋、ご飯行こ」
今日からお昼ご飯を一緒に食べることになった。
人気者の重岡くんが、僕のことをわざわざ迎えに来て、それに下の名前。クラスはザワついた。
どんな関係？だなんて、ヒソヒソ言われて。
あぁやっぱり、僕なんかが、重岡くんの隣にいるなんて。
とりあえずお昼は、断りを入れようと1歩踏み出すと、こちらに向かってきていた大毅くんに手を取られて、そのまま教室を出た。
「ちょ、大毅く、どこに…」
「智洋は、なんも気にせんでええからな？」
何も言ってないのに、ズンズンと進みながら僕にそう言ってくる大毅くん。
このひとは、エスパーかなにか、なのか？
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「はい、ここ！俺の特等席やで」
連れてこられたのは、誰もいない空き教室。
こんなの、漫画でしか見た事がない。
「ここなら誰の目も、気にせんでええ。てかほんま、他の奴らのことなんて気にせんとって、俺は智洋が好きやの、な？」
そんな優しい目で見つめられたら、コクリ、と頷くしか無かった。
「さ、おべんと！食べよ？俺めっちゃ楽しみにしててん！！」
いつも弁当は自分で作ってる、と昨日の電話で言うと、じゃあ俺のも作ってきてや！と言われた。
料理は得意な方だと自負しているけど、それでもやっぱり他の人に振る舞う料理は、何倍も緊張して。
恐る恐る差し出すと、ウキウキしながらお弁当箱を開ける大毅くん。さながら、ピクニックでお弁当を楽しみにする小学生のようで、笑ってしまった。
「うわあ！なにこれ！めっっちゃうまそう！！」
ニコニコの笑顔がさらにキラキラ。そんでもって、僕の心も、輝いて。
パクリとひとつ卵焼きを食べると、真ん丸な目をさらに丸くさせて、大いに喜んだ。
「智洋、天才や！毎日食べたい、いや毎日食べさせて！」
「ンはは、もー、大毅くんオーバーやなぁ」
「ほんまに、ほんまのはなし！」
まるでワンコみたいに、パクパクと食べ進める様子を横目に、僕もご飯を食べ進めた。
こんなキラキラの笑顔が毎日見られるのなら、お弁当だなんて容易いものだ。
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ル(プロフ) - すずかさん» コメントありがとうございます！ラブクリの方にお知らせ投稿致しましたのでお読み頂けますと幸いです^_^ (2月13日 18時) (
レス) id: cb5f19500c (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - コメント失礼します！突然なのですが、Xの方でルさんのお話拝見してきたのですが、もうアカウントを復活させることはないですか？ (2月8日 0時) (レス) id: 27df2128b0 (このIDを非表示/違反報告)
ル(プロフ) - hinukami15さん» 怒涛の展開すぎて申し訳ないです！（笑）ありがとうございます！また他作品もよろしくお願いします^_^ (2023年5月2日 0時) (レス) id: cb5f19500c (このIDを非表示/違反報告)
hinukami15(プロフ) - 最後の展開が早すぎてあたしの動悸も止まりません笑でもめっちゃ好きです!!次も楽しみにしてます!! (2023年4月30日 23時) (レス) @page14 id: c15d34a29d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ル | 作成日時：2023年4月28日 19時
