- 緑 ページ31
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「ッ、だいちゃん！」
大きな背中、俺を置いて歩いていくのを追いかけて呼び止めた。
けど、止まってくれない。走って追いかけて、腕を掴んだ。
「まってや、だいちゃん」
「…なんやねんな、俺はもう必要ないやろ？」
「ちゃう、ちゃうくて…」
なんでキスしたん？って、聞きたいのに、不安が募って聞けない。
なんとなく、気まぐれでなんて言われたら、立ち直れない。
だいちゃんが、怪訝な顔をしてこちらを見てる、気がして。
「だいちゃんは、いつまでおれに意地悪ばっかすんの…！？」
「…は、」
「きす、とかして…勘違いするようなことばっか、せんとってや…！！」
勘違い、やなんて。こんなんもう、好きって言うてるのといっしょ。
だいちゃん、困るかな、今まで他の人好きって言うてたのに。それにお試しやったし、そんなこと気持ち悪いって思うかな。
心のなかでぐるぐると考えていると、急にだいちゃんが頭をガシガシっとかいて、あぁもう！と大きな声を出した。
「だ、いちゃん…？？」
「お前が、困った顔したからやろッ、」
「へ、え、なんのはなし…」
「好きって言うたら、どうすんのって聞いたとき。お前、どうしたらええかわからんって顔、したやんけ。…やから、」
「あんときほんまに、俺のもんにしたろ、思ってた。…けど、お前の顔見たら、アカンって思って、」
「やのにお前は、ほんま…！！俺の方が、ずっと好きやったっちゅーねん！あほ！」
必死な顔してそうやって訴えかけてくるだいちゃんが面白くって、つい吹き出してしまう。
「な、何笑ってんねん」
「だいちゃん、そんなに俺のこと好きやったん？」
「好きやったわ、ずっとずっと昔から！智洋しか好きになったことないわ！」
「んはっ！だいちゃん、俺にベタ惚れやん！」
「そうですけど、なにか？智洋も、いまは俺のこと大好きなくせに」
ドヤ顔、自信満々の顔で言い切る。
「どこからその自信湧いてくんの！(笑)」
「俺のこと好きって、顔に書いてある」
「…うん、おれ、だいちゃんのこと好き」
ギュッと腕に掴まると、頬を赤く染めるだいちゃん。
余裕ぶってたくせに、その余裕どこ行ったん？てくらい。
だいちゃん、俺はもう大丈夫。
だって世界でいちばん大好きな人に、沢山愛されてるって、感じられるから。
(б∀б) アレ、アイツらどこいったん！？
(´◇｀) まぁまぁ、そっとしといたろうや、淳太くん
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ル(プロフ) - amさん» コメントありがとうございます♡やっぱ王道シンメしか勝ちませんよね^_^これからも一緒に青桃赤緑愛でていきましょ〜〜！！ (2023年2月12日 15時) (
レス) id: cb5f19500c (このIDを非表示/違反報告)
am - 初めまして。私は逆に青桃厨なので桃くんは右だから！！何でもかんでもカップルにしないでと思ってるので推しcpは違えど同じ気持ちの人もいますよ〜🥺 主様の王道シンメで気持ち落ち着かせたりもするのでこれからも赤緑作品楽しみにしてます💚 (2023年2月11日 10時) (レス) @page44 id: 164b3e8f91 (このIDを非表示/違反報告)
ル(プロフ) - みとさん» コメントありがとうございます♡同じ考えのひといてめっちゃ嬉しいです(；；)これからもよろしくお願いしますー！ (2023年2月7日 21時) (レス) id: cb5f19500c (このIDを非表示/違反報告)
みと - 私もこたしげでめっっっっっちゃくちゃモヤモヤしてたんですけど主さんのこの素敵な小説のおかげで心がとっても晴れてます！！主さんとこたしげに対する思いが似ていて愛です・・・これからもたくさん応援してます〜！ (2023年2月6日 22時) (レス) id: 582f27c9bc (このIDを非表示/違反報告)
ル(プロフ) - hinukami15さん» お返事遅くなりました！ありがとうございます♡これからもよろしくおねがいします！ (2023年1月1日 17時) (レス) id: cb5f19500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ル | 作成日時：2022年11月27日 22時
