Lovely Xmas ♡ ２【 JW赤×緑 】

｢ 願い事 ｣ ページ20

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「アッ、また流れた！」
「うそ、見てへんかったって！」
「もうまたやん！大毅、集中しなさすぎ！」





流星群より、ともの横顔の方が綺麗やから … なんて言うたら、クサイって言うかな。


そんなことを考えながら、嬉しそうに流星群を見るともをまた眺める。そしたらまた、流星群を見逃す。その繰り返し。




「なぁとも、お願いごとなにしてんの？」





きっとともは、クレープに包まれて死にたい！なんていうお願いごと、してんねやろなぁって。




「言うたら叶わへんやん！」
「それ言葉出さなあかんのちゃうん？」
「え、そうなん？」
「そら、心ん中で言うてても流星群は聞かれへんから、叶えられへんやろ」





まぁ、知らんけど。とものお願いごとが何か聞きたいだけ。





「…言われへん、大毅には言わへん！」
「なんでやねんな、言われへんことなん？」
「…別に、そうやないけど…」




顔を赤くして、ごにょごにょ言うとも。アァ可愛い、なんて可愛いんだ、この生き物は。


クレープに包まれて死にたい、1度からかったことがあるから、言いづらいのかな。そう思った俺は、冗談のつもりで、ともに尋ねた。





「大毅とずっと幸せでいられますように、とか？(笑)」





そんなわけあるか、自惚れんな！て返ってくると思ってた。これはただの俺の願望。

けど俺の言葉を聞いたともは、この寒い中、さらに顔を赤くしてしまった。





「え、ほんまに？そうなん？」
「ッ、なんで一言一句当てんねん、アホ！」




そんなんちゃうし！て、嘘をつくことも出来たはずなのに、この子はすぐ顔に出るから。





「かわええなあ、とも」
「かわいないわ！」



「けどその夢、3回言えんくても、絶対叶っちゃう」
「俺はとものこと、一生離す気ないからな！ずっと一緒やし、俺が居ればともは幸せ、やろ？」



「…ん、せやな」
「どうしたん、珍しく素直やな、とも？」
「俺やって素直なときくらいありますゥ！」
「ンはは、まぁそうゆうことにしといたる！」



「大毅は、大毅の願い事は？なに？」
「俺？俺の願い事はぁ〜〜〜、」















「いますぐ部屋入って、とものこと食べたい♡」

「…は、そこはともと一生幸せで〜〜とかやろ？」

「やってその夢、どうせ叶うもん」

「どっからその自信…」

「はよ！食べさせて、お腹すいた！」

「3回言えな、願いは叶いません」

「えっ ちしたい！えっ ちした( あほ！声でかいわ！！！」








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