Lovely Xmas ♡【 JW赤×緑】 (ページ43)

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突然あちらを向いていた背中がくるっとこっちに向いて、性急に唇を押し付けられた。

しげとのキスは久しぶりなのに、こんな激しいの、すぐに呼吸が乱れてしまう。
トントンと胸元を叩くと素直に離れてくれた。

「ッはァ、はぁ、し、げ…？」
「アホ、神ちゃんほんまアホ、バカ、バーーカ」

状況が呑み込めへん。

さっきまでキスしてたくせに、急に子供みたいな悪口言うてくるし、なんやねん。

「俺がどんだけ我慢してきたと思ってんねん、アホ」
「我慢してんのに、こんなにも俺は頑張ってるのに嫌いになる？は？アホちゃう？勘違いも甚だしいわ！」

ベッドの中で向き合いながら、しげに罵られる俺。なになんいま、なんの時間なん？

「ッけ、けど！しげ、ちゅーとか、なくなった、し…」

そうや、そう。それもあんねん。俺の言い分もちゃんと聞いてもらうでな。

「キスしたら止められへんくなりそうやん、無理やり手出すのは違うやん」
「俺、神ちゃんに怖い思いさせてまで、シたくないし…神ちゃんがいいよって言うてくれるまで、なんにもせんとこって、」

なんやねんそれ、こっちはほんまに不安になってたのに。

「…しげも、あほやんかッ、あほ！」
「はぁ！？神ちゃんに言われたくないわ！俺のなにがあほやねんな！」

…ほんまに、そうや。しげは優しさで俺のこと待ってくれてただけやったのに。俺こそ、勝手に勘違いして、勝手に不安になった、ほんまもんのあほやのに。

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