Lovely Xmas ♡【 JW赤×緑】 (ページ41)

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「…なぁ、しげ。今日家、行ってもええかな？」

あの日、淳太とのんちゃんに相談してから約1週間がたった。
その間にネットで色々調べたり、…自分でも、触ってみたりして。覚悟を決めたのが昨日。

この一週間はあんまりしげと会う機会がなくって、今日しかチャンスがないと思った。
撮影終わり楽屋で、のんちゃん作戦を実行すべく、いつもはしげから誘ってくれるけど、今日は俺から言ってみる。

「…どうしたん急に、ええけど」
「ありがとう、しげまだ仕事あるやろ？先、いっててもええかな」
「ええよ、ほなこれ」

渡してくれた鍵には初デートで買った、俺とお揃いのキーホルダー。これだけで喜んでしまうなんて、きっと、重症だ。

しげが次の仕事へ移動したタイミングで、のんちゃんと淳太が話しかけてきた。

桃「1歩前進やな、神ちゃん！」
黄「ほな、今日、頑張るんやで？」
「…うん、ありがとうふたりとも」

ふたりが話聞いてくれたのに、無下にするわけにはいかへんし。俺、頑張るよ

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「ただいま、」

しげの好きな唐揚げを作って待ってたら、玄関の開く音。
おかえり、と出迎えてみても、おかえりのキスなんてものはないけれど。

「おわ、唐揚げ？作ってくれたん？」
「うん、勝手にごめんな？」
「んーん、めっちゃうれしい、ありがとうな？」

触れ合うことはないけれど、俺に向けられた笑顔に、すごくうれしくなった。

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