Lovely Xmas ♡【 JW赤×緑】 (ページ1)

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｢やっと｣ページ1

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また、まただ。

何度目だろうか、俺のココロがおかしいと感じるのは。
おかしくなるのは決まって、メンバーであるアイツを見たとき。

いや、アイツが他の人に構っているとき、が正しいのだろうか。

認めたくないが、コレはきっと俗に言うコイというものなのではないか、と。

コイ、濃い、鯉、故意 … 恋、恋だ。

アイドルという職業を選んだ手前、恋なんてもの、諦めてきたようなもの。
久しぶりに覚えたこの感情に、ドギマギしてしまっているのは事実。

それに、相手はなんとメンバーであり、しかも男だ。
俺はホントに、どうかしてしまっている。

「神ちゃんってば！」

「うわぁっっ、へ、のんちゃん、どうしたん…？？」

「もーなんっっかいも呼んでるけど！」

ボーッとしていたらしい、俺の座っていたソファーの隣に腰掛けたのんちゃんにも気づくことができひんかった。

「ずっとしげのこと、見つめてたけど。なにやっと通じあったん？」
「なに、どーゆー意味？」

「だーかーら、神ちゃんとしげ、付き合ったのって」
「ハッッ！？！え、ちょのんちゃん！？！！」

のんちゃんの言葉にビックリした俺の声が、楽屋に響き渡った。
楽屋でワイワイしていた他のメンバーの視線は、俺に釘付け。
…そのなかには、もちろん、しげの存在も。

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