1人じゃない...【WS】

孤独38 ページ38

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家の前まで来て見ると、案の定業者さんが私の荷物を運んでくれてた





「ありがとうございます。」





業者「いえいえ、こちらこそ御社をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
あ、あのこの証明書にサインをお願いできますか？」






「はい...」





ｶｷｶｷ))





業者「ありがとうございます。こちらのプランは高校生の方でも気軽にご利用出来るので安心して下さいね」





「ありがとうございます...」





荷物が着々と運ばれる


やっと解放されるんだって思った...





だけど...





母「何やってるのよ...」






後ろから声がしたと思ったら仕事から帰ってきたお母さんだった…






母「A？あんたここから出ようとしてるの？」






「当たり前でしょ...もう二度と帰ってこないから安心して？」






母「だめよ！あんたはまだ高校生！一人暮しなんてお母さん心配して、夜も眠れなくなるわｯ！」






「はぁｯ？何それ...」






重岡「安心してください。僕の家でAさんを引き取りますから。一人暮らしではありません。」







母「安心出来るわけないでしょ!?あんたみたいな訳の分からん男の人の家に住ませるなんて...

ねえ？引越しなんかやめましょ？」







「意味わかんないこと言わないでよｯ！
今まで私にしてきたこと分かってんのｯ!?

毎日毎日、暴力を振られ侮辱されて...
辛かったよ...」







母「それは悪かったと思ってるわ...！
仕事場のストレスをあなたにぶつけてしまって...母親として失格よ...

でも、私はあなたの母親なのは変わりないわ？ねぇ！」






肩を掴まれた


「ｯ...」





母「私から離れないでちょうだい...？」







私はこいつの口車に腹が立ってきた...

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