つれがヒモでして [青] (ページ10)

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ヒモ男10 ページ10

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「昨日出勤できなくて申し訳ありませんでした」

桐山「いや、大丈夫やって笑そんな頭下げんでもええから～」

「もうほんとすみません...」

結局二日酔いの昨日は休ませてもらってゆっくりしてた

流星も仕事休みやったからって2人でお家デートしてた

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桐山「しっかしなぁ、あの流星が名前ちゃんの会社で働くなんてなぁ？」

「そうなんですよ、あたしも聞いた時はほんとに驚いて...あのヒモ男が久々に社会に出てやってけるのか心配で」

桐山「まぁアイツやったら行けるやろ。あのイケメン顔でなんとか、なぁ？笑

あ、それ片付けといてくれる？」

「あ、はい」

今日は朝早いから朝ごはんラップしてますってベッドの横にメモ書きまで

ほんとに大丈夫なのだろうか...

もし、前の会社のところのトラウマ思い出して精神破壊なんかしたら......

って考え過ぎか、ばかみたい

「私は私の仕事。よし、頑張るぞ」

喝を入れて、またコーヒーカップを石鹸液に漬け込んでスポンジで洗った

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ｶﾞﾁｬｯ))

「ただいまぁ～!!」

藤井「んぁ？おかえり～笑めっちゃテンション高いやん」

「気の所為だよ笑お風呂湧いてる？」

藤井「いつも通りやで？」

「なら入ってくるよ」

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ふと思った

ソファの上にはちゃんと洗濯物が畳まれてて

掃除もされてる模様

お風呂のカビとかも鏡の鱗も無くなってた

仕事なのに...いつも通りすぎる

「ねぇ、仕事おるのに帰ってきてこんなに家事する余裕あるの？」

藤井「おん、契約やから時間あんねん」

「そう...」

藤井「そっちはどうなん？先輩んとこのカフェ」

「あ、良くしてもらってるよ？笑
お昼の賄いも絶品笑あの人の粉もん最高だよ」

藤井「俺のより上手いんか？」

って拗ねた目で見てくるからぁぁ～

「んなわけないでしょ？流星のが1番」

藤井「ふふ、ありがとう」

って満足げにまた笑う

もう、この笑顔に癒される......