つれがヒモでして [青]

ヒモ男25 ページ25

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藤井「でな？俺はその中田って人から貰った情報と、今香西フーズにおる同期の重岡の協力の元で俺のパワハラの件をまとめてた。


それでやっと今日全て終わったってわけや」




「全てって...ほんとにもう何もかも？」




藤井「おん笑 もう中田さんとも合わへんし、Aと一緒におれる時間も戻通り。


新しい仕事先も決まったわけやし、Aのことをこれから支えていける」






「流星......」





藤井「いっぱい不安にさせたり、嫌な気持ちにさせたりしてほんまにごめんな？」







なんて私のことを抱きしめるけど





辛かったのはきっと...本人の方だよ






探れば探るほ自分が知らなかった情報とか出てくるんだから



自分を陥れた人の姑息な計画とか






自分が1番傷ついてるはずなのに、なんでここまで人のことを？








「流星？」



藤井「ん？」






「泣いてもいいんだよ...？

辛かったんでしょ？

いろんなことが溢れ出てきて、訳わかんない情報ばっかにまみれて



嫌いな人と一緒にデートとかさ...



私は、流星の本当のこと聞けて安心したからさ、だから...



吐き出しなよ、全部...」







そう言ったら、抱きしめる力を強めて、鼻をすする音が頭の上から聞こえてきた






藤井「...ｸﾞｽｯ、ほんま情けないわｯ」



「そんなことないよ...ほんとにお疲れ様」







少しの間、すすり泣く声は止まることは無かった

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