つれがヒモでして [青] (ページ20)

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ヒモ男20 ページ20

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桐山「Aちゃ～ん？もう上がってええで？」

「いや、まだやらなきゃいけないことあるので」

桐山「なんや、そのやらなあかんことって」

「トイレ掃除、新作の試作とか諸々...」

桐山「トイレ掃除はさっき俺がやったし、新作はつい一週間前に自分作ったやん笑

めっちゃ好評やのにまだ作る気なん？笑」

何かやらなきゃ...気が済まないだけ

もう、流星とは...

ダメなのかな...

そんな時だった

ｶﾗﾝｶﾗﾝ))

店に入ってきたのはちょっとガタイがよさげで顔が童顔の男の人

体と顔の年齢が比例してない

桐山「おう!!しげやん!!」

重岡「久しぶり照史～!!」

ニコって笑った重岡さんって人は歯が多かった

重岡「君がAちゃんやろ？」

「え...？な、なんで私の名前を」

重岡「流星と関わりあってな？というか今、めっちゃアイツを助けとる」

「助けてる...ってなんのことですか？」

重岡「あのな、今流星は」

ｶﾗﾝｶﾗﾝ)))

私が知りたくて知りたくて仕方がないことを
貴方なんかに教えてくれあげないわ

なんて思わせるように来たのは

中田「どうも～Aちゃん」

重岡「マジかよ...」

あの女だった

中田「あら～イケメンじゃない笑でも流星のほうがいいわね、Aちゃんブラックコーヒー1つ」

「は、はい...」

なんの用でここに来たのよ...

重岡「この女の人のこと知っとるんやな」

中田「だって流星の元カノよ？笑性格悪くて最悪だ～って言ってたし...」

元カレ？

性格悪くて最悪？

厨房のでも聞こえてきたからわざと大きな声で言ったんだろう...

最悪とかはもう気にしない...どうでもいい

ただ元カノってことに引っかかる

なんなの？なんなのよ

「お待たせしました...」

中田「ありがと」

重岡「あなたはここに何しに来たんですか？」

中田「Aちゃんに二度と流星に近づかないでって言うために来たの」

恐ろしいことを言ったあとに平気でコーヒーを飲めるこの人はどういう神経をしてるのだろうか

ほんと、恐怖でしかない