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JH
「それでさ〜、ほんっとにかっこよくてさ〜、」
「へえ」
きいてないでしょお。
酔ってたってわかるんだからねえ。
何言ってんの、分かってないだろ。
モモは、なんにも分かってない。
舌足らずな話し方が心臓に刺さる。
刺さるというか、注射みたいにちくってして、そのあとじわって俺を侵食する。
ほらー！ってたのしそうに笑って俺の肩をトン、って触る。やめてほしい。
いつも困ってんだって、ほんと。
「大丈夫？超酔ってるけど」
「うーん、うんてんしゅさんそこみぎでーす！あはは」
「俺が送っていけってこと？」
「だめでーす、のんだらのるなでーす」
「じゃ、一人で帰れんの？」
「かえれない。ジェヒョンだっこ」
「重いからやだ」
「じゃ、とまりまーす」
泊まるの？いいよ別に泊まっても。
酔ったの言い訳にしてしちゃうかもよ。
俺が冗談半分でそう言うと、
ジェヒョンならやじゃない。いいよーあはは！
だって。
本当に無責任。怒りたいけど、
もう今の時点で忘れてるだろうから放置。
はあ。俺飲んでなくてよかった。本当に。
飲んでたらどうなってたか分かんない。
「送ってくから帰りな」
「んー。あしたはかいしゃきなさいよー」
「言われなくても行くよ。はい、立って」
あははって楽しそうなモモをおんぶしたまま靴と鞄を持って家を出る。
駐車場まであと2分。
さっきまで軽かったのに体の重みが増したってことは、
…寝た？
そんなことはどうでもいい、
重みが増しても軽いことに変わりはないし。
そうじゃなくて、
規則正しく頬にかかる吐息のせいで、ちょっと無理。
こんなに好きだって知ったら、モモどうする？
吐息ひとつで狂いそうになってるって知ったら？
嫌だろうな。
.
なんとかモモの家の下に到着。
肩を揺さぶってみても、当然モモは起きない。
路肩に止めて、少し強引にモモを引きずり出してまたおんぶ。
鍵は？と声をかけると、小さく「ポケット」と呟いたのが聞こえてモモのスーツのポケットから鍵を出す。
そのまま家に入って、ベッドにそっと寝かせた。
何なの。
気持ちよさそうにも程がある。
「…ほんとに俺のことなんとも思ってないんじゃん」
眠ってるモモから返答が返ってくるはずもない。
「…髪。似合ってんね」
そっと頭を撫でて、モモの家を後にした。
.
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ハリ(プロフ) - みいなさん» ありがとうございます(TT) あんなイケメンのいる会社で出張が済州だなんて相当ホワイトだな、と書いててすごく思いました。（笑） 来世…来世に期待しましょう…みいなさまが済州島にジェと出張にいけるように毎日お祈りします… お読み頂きありがとうございました！ (2021年5月22日 0時) (
レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - もゆさん» いやいやこちらこそお読み頂きありがとうございます(T_T) ジェペンの方に喜んで頂けたらもうそれだけで…それだけで十分です(TT) リアコしましょう、リアコ最高！（笑） こちらこそ本当にありがとうございました(Ｔ＿Ｔ) (2021年5月22日 0時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - ああ〜〜〜〜めちゃめちゃ最高でした；；ジェヒョンとジャニさんがいる会社に私も就職したい…一緒に済州島出張行きたいです…；； (2021年5月18日 16時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、本当に素敵な作品をこの世に生み出してくださってありがとうございます、、(号泣)私はジェヒョンペンなのですが、ジェヒョンがリアルに一般人やったらこんな感じなんやろなっていうのがもう忠実に表現されてた作品でリアコ感情が爆発してます！有難うございます！ (2021年5月17日 23時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - れれれさん» コメントありがとうございます！こちらこそありがとうございました〜！！（＾ν＾） (2021年5月12日 14時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2021年4月18日 10時
