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結局午後、仕事が全く手につかなくて、
ギリギリ今日やろうと思っていたところまで終わらせてコーヒーに口を付けようとしたら。
後ろからモモちゃ…と声が聞こえて振り返るとソヨンホさん。
「い、ソヨンホさ」
「ヨンホでいいよ、そんなフルネームで呼ばなくても」
「あ、はい…あの、なにか」
あー…と決まり悪そうに頭を掻いて、んー、えっと、と何かを濁しているみたいな話し方。
話し出すまで待っていたら、ヨンホさんは思わぬことを口にした。
「今日、ご飯でもどうかなって」
「き、今日ですか」
「俺さ、女性との距離の詰め方下手なんだ。
だから、出会って初日からお食事どうですか？っていう…あはは」
待って。今はちょっと、ジェヒョンに会って一旦作戦会議したい。
せっかく誘って頂いたのを断るのもどうかと思ったけれど、きちんと断ろうとヨンホさんの目を見る。
「い…きたいんですけど、今日はすみません」
「だよね。おつかれさ…」
「あした！！あしたなら！！！」
「え？あ、あした？いいよ、じゃあ、明日。」
みんなにかっこいいって言われるヨンホさんと、出会って2日で、ご飯食べに行くんだって。誰が？いや、私が。
自分で明日とか言っておいて、驚いてる。
頭の中の私は至って冷静だ。
なのに、顔は真っ赤で、スースーする。
「で、では…明日、お疲れさまです」
「うん。お疲れ」
いても立ってもいられなくて、バッグを抱えて走って会社を出た。
出てすぐ、ジェヒョンに電話。
ああ、ご飯食べに行く話は、事後報告でいいか。
「もしもし！ねえ！きいてよ！」
《ん》
「うちの部署に、ヤバイイケメン異動してきた！」
《え？》
「だーかーら、やばいイケメンが入ってきたの！
わたしのこと可愛いって…
…はあ、胸が痛い。恋だ」
《飲みすぎて胸焼けしてるんでしょ。ぜったい恋じゃないと思うけど。うちおいで》
「昨日も今日も飲んでないけど…まあいいや、行く」
私は、操られてるような気がする。
別にいいんだけど。帰っても寝るだけだし。
私が振り回しているように見えて、
おいで、と言われたら行くし、飯いこ、と言われたら行く。
散々愚痴を聞かせたりわがまま言ったりしてるから、
このくらいは聞かないと。
私たちは、完全に、持ちつ持たれつ成り立ってる。
まだ肌寒い夜の街を、早足でジェヒョンの家に向かった。
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ハリ(プロフ) - みいなさん» ありがとうございます(TT) あんなイケメンのいる会社で出張が済州だなんて相当ホワイトだな、と書いててすごく思いました。（笑） 来世…来世に期待しましょう…みいなさまが済州島にジェと出張にいけるように毎日お祈りします… お読み頂きありがとうございました！ (2021年5月22日 0時) (
レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - もゆさん» いやいやこちらこそお読み頂きありがとうございます(T_T) ジェペンの方に喜んで頂けたらもうそれだけで…それだけで十分です(TT) リアコしましょう、リアコ最高！（笑） こちらこそ本当にありがとうございました(Ｔ＿Ｔ) (2021年5月22日 0時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - ああ〜〜〜〜めちゃめちゃ最高でした；；ジェヒョンとジャニさんがいる会社に私も就職したい…一緒に済州島出張行きたいです…；； (2021年5月18日 16時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、本当に素敵な作品をこの世に生み出してくださってありがとうございます、、(号泣)私はジェヒョンペンなのですが、ジェヒョンがリアルに一般人やったらこんな感じなんやろなっていうのがもう忠実に表現されてた作品でリアコ感情が爆発してます！有難うございます！ (2021年5月17日 23時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - れれれさん» コメントありがとうございます！こちらこそありがとうございました〜！！（＾ν＾） (2021年5月12日 14時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2021年4月18日 10時
