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私が泣き止んだ頃、ジェヒョンがまた口を開いた。
「俺さあ、最低かも」
抱きしめられたままだから、声がちょっとこもって聞こえる。
「…なにが？」
「泣いてるモモ見て、可愛いと思って、もっと泣いてほしいと思った」
「…うう、さいて〜…」
いやお前が言うな、私。
「そ…俺最低だからさ。…出張の続きどうやってするか、すげー考えてる、いま」
いいでしょ？って笑顔で私を見つめて、今度は口にキスをした。
怖くないし、もっとって思ってる自分がいる。
好きだから。好きだから大丈夫。
私を抱えて立ち上がったジェヒョンは、私を寝室に運んだ。
いいけど、やっぱり恥ずかしいよ。
「待って」
「待たない。」
「ちょっと急ぎすぎ」
「なにが。俺好きな人から恋愛相談受けてたんだよ？急ぎたくもなるよね」
「うーん、ごめん…」
「わかったら諦めて、ジェヒョンってもう一回呼んで？」
ジェヒョンのくせに、私をおちょくってる。ゆるせない。
「…………ジェ！ヒョン！」
怒ったように私がそう言うと、一瞬だけ笑って、
「…まあいいや。べつに。ね、もう一回よんで？」
「………ジェ」
言い切る前に降ってきた、触れるだけのキス。離れたと思ったら、そのままぎゅーっと抱きしめられる。
「他のやつには絶対にあげない。モモは俺の」
「よそ見するかも」
「モモにはできないよ。だって俺のこと超好きじゃん。さっきの見た？ジェヒョンじゃなきゃ、えーん」
「…うるさい！」
「じゃあ黙らせてみれば、俺のこと」
「ど、どうやって…」
やり方がわからなくて、とっさに人差し指をジェヒョンの唇に当ててみる。
「…し、しー、しずかに」
「はい？何それ。意味分かんな、超不正解」
そうやってクフフって笑って、正解はね。と呟いたのが聞こえた、直後。
今度は、息もできないくらい、深いキス。
苦しくてジェヒョンの胸を軽く押しても、一瞬だけ離れては、またすぐ私の唇を塞ぐ。
大好きに溺れて、苦しい。
ああ。だめだ。わたし、もう無理。
好きすぎておかしくなる。
私が彼の首に腕を回すと、一瞬、ほんの一瞬だけ心底嬉しそうに笑って、私を押し倒して、ブラウスの1番上のボタンに手をかけた。
幸せって、こういうことだ、多分。
私の涙が耳の方に伝って流れたのを見て、
「バカだね。」
と、ジェヒョンが笑った。
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ハリ(プロフ) - みいなさん» ありがとうございます(TT) あんなイケメンのいる会社で出張が済州だなんて相当ホワイトだな、と書いててすごく思いました。（笑） 来世…来世に期待しましょう…みいなさまが済州島にジェと出張にいけるように毎日お祈りします… お読み頂きありがとうございました！ (2021年5月22日 0時) (
レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - もゆさん» いやいやこちらこそお読み頂きありがとうございます(T_T) ジェペンの方に喜んで頂けたらもうそれだけで…それだけで十分です(TT) リアコしましょう、リアコ最高！（笑） こちらこそ本当にありがとうございました(Ｔ＿Ｔ) (2021年5月22日 0時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - ああ〜〜〜〜めちゃめちゃ最高でした；；ジェヒョンとジャニさんがいる会社に私も就職したい…一緒に済州島出張行きたいです…；； (2021年5月18日 16時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、本当に素敵な作品をこの世に生み出してくださってありがとうございます、、(号泣)私はジェヒョンペンなのですが、ジェヒョンがリアルに一般人やったらこんな感じなんやろなっていうのがもう忠実に表現されてた作品でリアコ感情が爆発してます！有難うございます！ (2021年5月17日 23時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - れれれさん» コメントありがとうございます！こちらこそありがとうございました〜！！（＾ν＾） (2021年5月12日 14時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2021年4月18日 10時
