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高そうな車の助手席のドアを開けて、
ぶつけないようにふわっと頭を押さえてくれるヨンホさん。
育ちの良さが出てる。
ドアを閉めて自分も運転席に座ると、体を乗り出してシートベルトまで締めてくれた。
自分でやれよって感じですよね。
間に合いませんでした。全国のヨンホさんファンの皆さま、ごめんなさい。
すっごくいい匂いでした。
「じゃあ、出発しまーす」
「はい、おねがいします」
「…あ、ちょっと遠回りしてもいい？」
「…？はい」
立体駐車場を降りてきて高速に乗ると、ハイウェイドライブって感じで楽しい。
済州島ドライブもすごくすごく楽しかったけど。
私が外を見つめていると、ヨンホさんが口を開いた。
「モモちゃん」
「何でしょう」
「あれからだいたい1か月経ちました。俺のこと、好きになった？」
今その話する…？
ジェヒョンにも告白されて、混乱してるのに。
「あはは」
「もっと押した方がいい？それとも、引こうか？」
「さあ…」
「ちなみに俺は押したい派なんだ。駆け引き苦手」
「…」
流れる夜景を見ながら、ごまかすことしかできない。
それ以外の方法は見つからない。
「ジェヒョンくんも、きっとモモちゃんのこと好きだろうし。それも相当」
「…そうですかね」
「そうだよ？だから俺だって必死」
「あはは…」
「…」
ドキドキするんだけど、いつもとは違う、違和感。
チラつく。ジェヒョンの顔が。
夜景に集中しよう。
流れる窓の外の風景をぼーっと見つめることに集中して、考えるのをやめた。
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ヨンホさんは言う通りに少し遠回りをして、10時前に家の前で下ろしてくれた。
「じゃあ。俺、帰るよ」
「はい、ありがとうございました、お気を付けて」
「…」
「…どうかしましたか？」
「お茶でもどうですかって、言ってよ」
「え？」
「モモちゃんともうちょっと一緒にいたい」
「…えっと」
「ギブアンドテイク。ね？」
きらんと歯を見せて爽やかに笑ったヨンホさん。カッコ良すぎてちょっと怖い。
「…ご両親が…あとジェヒョンくんも。悲しむようなことだけはしないって約束する」
「…」
それでも私が首を縦に振らないでいると、困ったように笑った。
「俺、そんなに信用ない？」
ヨンホさんは、約束は守る人だ。
断るのにも罪悪感を感じて、1時間以内に帰ってもらうことを心に決めて家に上げた。
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ハリ(プロフ) - みいなさん» ありがとうございます(TT) あんなイケメンのいる会社で出張が済州だなんて相当ホワイトだな、と書いててすごく思いました。（笑） 来世…来世に期待しましょう…みいなさまが済州島にジェと出張にいけるように毎日お祈りします… お読み頂きありがとうございました！ (2021年5月22日 0時) (
レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - もゆさん» いやいやこちらこそお読み頂きありがとうございます(T_T) ジェペンの方に喜んで頂けたらもうそれだけで…それだけで十分です(TT) リアコしましょう、リアコ最高！（笑） こちらこそ本当にありがとうございました(Ｔ＿Ｔ) (2021年5月22日 0時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - ああ〜〜〜〜めちゃめちゃ最高でした；；ジェヒョンとジャニさんがいる会社に私も就職したい…一緒に済州島出張行きたいです…；； (2021年5月18日 16時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、本当に素敵な作品をこの世に生み出してくださってありがとうございます、、(号泣)私はジェヒョンペンなのですが、ジェヒョンがリアルに一般人やったらこんな感じなんやろなっていうのがもう忠実に表現されてた作品でリアコ感情が爆発してます！有難うございます！ (2021年5月17日 23時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - れれれさん» コメントありがとうございます！こちらこそありがとうございました〜！！（＾ν＾） (2021年5月12日 14時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2021年4月18日 10時
