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結局ほぼ何も手につかないまま仕事を進めて、
帰りにジェヒョンに雑にカフェラテと付箋を残して
見つかる前にそそくさと退社してきた。
会社を出るとヨンホさんは柱に寄りかかって私を待っていて、私が駆け足で近寄ると右手をこちらに向けて上げた。
「待ってないよ大丈夫」
「何で私が言う前から…お待たせしてすみません」
「いやだからそれ言わせたくなかったんだよね」
「えっ、じ、じゃあ撤回！」
アハハと大袈裟に笑って、いこっか？と微笑むから困る。
しかも歩きながらサラッと連絡先の交換もしてくれて死にそう。
連れてきてもらったのは、カジュアルなイタリアン。
「よ、ヨンホさんすごい…」
「何が？」
「こんなお洒落なとこ知ってたんですか？」
「違う違う。調べたの。昨日の夜」
「し、調べてくれたんですか…？」
「うん。調べたよ。めちゃくちゃ調べた。だって楽しみだったんだもん。ここで正解だった？」
「うん！じゃなくてハイ！正解！大正解！模範解答！」
アハハ！とまた大きく笑って、さ、どうぞ？と椅子を引かれて座る。
もう、いい加減静まれ、私の心臓。
こんなところでいちいちドキドキしたくないし、
スマートに、大人な女性を演じたいのに。
先にグラスワインを頂いて、乾杯して、ほんと、ホントに一口だけ飲んだ。
飲みすぎたらジェヒョンに迎えに来てもらう事になるかもしれないし。
それだけは絶対に避けたい。
ワインを見つめながら今日は飲まない、今日は飲まない…と自分を洗脳する。
「あれ？もしかして飲めなかった？」
「あ、いえ…大好きです…な、だけに…ちょっとだけ癖が…」
「いいよ。好きなら気にしないで飲みなよ。」
「いえ、ヨンホさん帰れなくなっちゃう…ほんと私」
「いや送ってくよ。大丈夫。あ、でも、そんなに心配なら…勧めるのやめる。危ない男だと思われたくもないしね？」
眉を下げて笑うヨンホさんがかっこ良すぎて、思わず眩しいときの手をかざすポーズをする。
「何してんの？」
「ヨンホさんが眩しくて」
「…まさかとは思うけど、酔った？」
「いや！飲んでもいないのに！」
「アハハハハ！そうだよね、そりゃそうだ。」
ヨンホさんがとっても楽しそうで、私も楽しい！
運ばれてくるお料理と、ヨンホさんとの時間をめいっぱい楽しむ。
私の目の前に、ヨンホさんがいるなんて。
それだけで嬉しくて、少しだけ泣きそうになった。
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ハリ(プロフ) - みいなさん» ありがとうございます(TT) あんなイケメンのいる会社で出張が済州だなんて相当ホワイトだな、と書いててすごく思いました。（笑） 来世…来世に期待しましょう…みいなさまが済州島にジェと出張にいけるように毎日お祈りします… お読み頂きありがとうございました！ (2021年5月22日 0時) (
レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - もゆさん» いやいやこちらこそお読み頂きありがとうございます(T_T) ジェペンの方に喜んで頂けたらもうそれだけで…それだけで十分です(TT) リアコしましょう、リアコ最高！（笑） こちらこそ本当にありがとうございました(Ｔ＿Ｔ) (2021年5月22日 0時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - ああ〜〜〜〜めちゃめちゃ最高でした；；ジェヒョンとジャニさんがいる会社に私も就職したい…一緒に済州島出張行きたいです…；； (2021年5月18日 16時) (レス) id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、本当に素敵な作品をこの世に生み出してくださってありがとうございます、、(号泣)私はジェヒョンペンなのですが、ジェヒョンがリアルに一般人やったらこんな感じなんやろなっていうのがもう忠実に表現されてた作品でリアコ感情が爆発してます！有難うございます！ (2021年5月17日 23時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - れれれさん» コメントありがとうございます！こちらこそありがとうございました〜！！（＾ν＾） (2021年5月12日 14時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2021年4月18日 10時
