67. おひる ページ17
JW
朝、とっても普通で愛おしいモモの朝ごはんを食べて出社して気分がよかったのに、
ボラムが昼前に突然声をかけてきたせいで一気にそれは落ちてしまった。
「モモさんとシューシーオッパと、4人でお昼行きません？」
「…」
昔から変に勘の鋭いボラムのことだから、
多分、何かに気付いててわざと誘ってる。
「いいよ」
最近、モモは俺に何かを隠してるみたいな、そんな感じでよそよそしい時がある。
たぶん、お互いを好きだってことには変わりないんだけど。
行ったら何か分かるかもしれない。
あと、狭いモモの交友関係に、モモの心を無理矢理こじ開けて入ってきたヤツがいる。
ウォン・シューシー。
あんなイケメン隣に置いといたらモモおれのことなんて忘れてアイツのとこ行っちゃうってば。
って思ってたら、案の定2人仲良くなっちゃったし。
だから、それの監視も兼ねて。
サッカー用のレフェリーカードでも持ってく？
頭ぽんぽんとかは、イエローカード。
間接キスはレッドカード！退場！ピピー！とかやるの。
ああ、じゃあホイッスルも必要か。
持ち物多くて忘れそう。
あまりにも子供な考えをしてる自分が怖くなって、その原因をチラリと確認。
後ろを振り返ってみたら、
…イケメンのアイツと頭くっつけて仕事してるし。
ああもう最悪絶対ゆるさない。
手に握っていたグミのパッケージを開けてモグモグ。
全く仕事にならないでお昼になってしまって、カフェに向かって4人で歩く。
シューシーの横を歩くモモは、シューシーにからかわれて大変そう。
だけど仲良しでなんかちょっと嫌な気分。
ボラムとモモ、場所替わってくれないかなあ。
ボラムのくだらない話に付き合いながら歩いて、カフェに入ったらすぐボラムが席を選んだ。
モモの横に座ろうと思ってたのに、イケメンのアイツがボラムの前に座ったから強制的に離れなきゃいけなくなって。
せめてイケメンの隣に座ってあげよう、と思ったんだけど。
ボラムの隣、日が当たって眩しそうだったからモモ座らせたら可哀想で俺が座った。
目の前であからさまに傷付いてるモモ。
ごめんね、別に俺だってボラムの横座りたくないんだよ。ごめん。
地獄みたいなお昼ご飯タイムをなんとか乗り越えて帰る道もつらくて仕方ない。早く解放して。
ボラムの後にトイレから出てきたモモの顔はなんだか苦しそうだった。
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もゆ - 神作品の記念すべき400票目の投票をさせていただきました…！2作品分？一気に読んだのですがもう、他ペンの私から見てもジョンウってこういうあったかい人やんね〜っていう謎の共感?!というか人柄が綺麗に表現されてて感動しました！ありがとうございました！！ (2021年5月21日 0時) (
レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
Sar - やっぱり天才です(涙) (2021年5月10日 16時) (レス) id: 3eb67c9a03 (このIDを非表示/違反報告)
peko(プロフ) - はじめまして！面白くて一気読みしてしまいました！(笑)結末まで可愛いのがさすがキムジョンウ！ってなりました！！キュンキュンもありモヤモヤもあり…でもキュンキュンさせてくれる素敵なお話でした！どうか結婚まで…と続編を希望してます！笑笑 (2021年4月29日 21時) (レス) id: a8c9f227dd (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - ろんさん» ろんさまお返事遅くなって申し訳ありません(TT) その一言が頂けたことが最高にうれしいです…楽しんで頂けたなら本当に良かったです。読んでくださってありがとうございました(TT) (2021年4月21日 21時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
ろん - 凄いきゅんきゅんしました（しあわせ） (2021年4月9日 20時) (レス) id: 687bfe2f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2020年12月18日 12時
