spin-off 3-1 ページ35
DONGHYUK WITH DAD
うちのお母さんは、ドンヒョクが好きだ。
私とドンヒョクが付き合いだしたことが判明したとき、誰よりも喜んだのがお母さんだった。
お父さんは、何も。
良いとも悪いとも言わない。
結婚する訳じゃないんだからいちいち両親に紹介する必要は全くないけれど、お母さんがあまりにもお父さんにドンヒョクの話をするから、
ついにお父さんまで、「ドンヒョクくん、連れといで」って。
嫌だって断ったけど私の言うことなんて聞きそうにない。
ついに私は、ドンヒョクをうちに呼ぶことにした。
いつもの帰り道。
告白したあのときよりも緊張していて中々切り出せない私に気付いたのか、ドンヒョクが口を開いた。
「なんかあった？」
「や、いや…うん、あることにはある」
「何だよ」
「お父さんがね…ドンヒョクに会いたいんだって」
「え？」
「ドンヒョク、今日暇？」
「…いや、明日に…」
「お願い。私を助けると思って今日来て」
「…」
「…」
「…分かったよ、行けばいんでしょ」
もうちょっと断られたら諦めようと思っていたけど、
韓国の人の目上の人を敬う文化は思ったより根深くて、
ドンヒョクは来たくないはずなのに小さな声で「お招きいただいてありがとうございます」と言った。
足取りが重いドンヒョクの手を引いて家に連れてくる。
ドアを開けると何故かお母さんが玄関まで迎えに来て、私の名前を呼ぶ前に「ドンヒョクくん！会いたかった〜！」と叫んだ。
「お、お邪魔して申し訳ありません」
「いいのよ〜！今日来そうな気がしてご飯多めに作ったし！いや〜、私って天才ね！パパ、もう少ししたら帰ってくるから。それまで桃の部屋で待っててね」
よく喋るなあ、母。
「…あ、でも、桃の部屋…足の踏み場…」
「はギリあるよ！」
「そう？(笑)お茶出すわね」
余計な会話を1ターンしてドンヒョクを私の部屋に招き入れると、どこにも座らずドアの前で立ち止まった。
「適当に座っていいよ」
「ああ…うん」
「あんまり見ないで汚いから」
「いや別に普通だけど」
「…綺麗だねって言ってよ…」
「俺お世辞言えないんだよね」
「イドンヒョクおすわり！！！！」
あはは、と笑ってローテーブルの前にあぐらをかいたドンヒョク。
雑談をしているとノックする音がして、お母さんがお茶を持ってくるより先にお父さんが現れた。
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リュイ - ヘチャン君と学生って最強ですよね…ハリ様のお話大好きです。特にこの作品が好きで…これからも頑張って下さい。 (2021年11月11日 7時) (
レス) id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あと、しつこい学園一のモテ男な読めないジェヒョン先輩最高でした、、、、出会いてぇです、、メカウィッシュ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、じぇの御話から追ってハリ様の一番下の作品を読ませていただきました、もう、あの、ほんまに大好きで、途中泣きそうになりながらも楽しくキュンキュンしながら読みました、、！大好きです、明日テストですが手につかなくなりそうです(笑)ドンヒョクのせいだ〜！！ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - nctLoveさん» うわーん返信遅くなって本当に申し訳ないです（ ; ; ）全然平気です謝らないでください(TT)読んでくださって本当にありがとうございます（ ; ; ）ジョンウさん大好き人間なので好きなように書きまくってますが、そちらも引き続きよろしくお願いします(TT)（笑） (2020年9月11日 5時) (レス) id: ffa1c6661f (このIDを非表示/違反報告)
nctLove - ハリさん» ｢ス ｣が1つ多いことにきずきました。申し訳ございません!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: 173906b15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2020年7月1日 1時
