spin-off 2-2 ページ34
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「あの〜…写真…撮って頂けますか？」
どうやらカップルのツーショットを撮りたいらしく、私たちにカメラマンをしてくれとのことだった。
「もちろん！カメラ預かりま」
「え、あのそうじゃなくて、一緒に…」
「え、なんで？」
私とドンヒョクの頭の上のはてなマークが見えたのか、あはは、と笑った彼氏さんが楽しそうに答えた。
「俺、卒業したユウタヒョンと部活一緒だったんですけど、ユウタヒョンが、ドンヒョク先輩とモモ先輩と写真撮ったら、そのカップルは永遠に上手くいくって…」
ドンヒョクと目を合わせて、びっくり。
そんなの聞いたことない。
「有名ですよ」
「ドンヒョク知ってた？」
「初耳に決まってんじゃん」
いいからいいから！と彼氏さんに急かされて、私とドンヒョクは全く知らない後輩と写真を撮った。
キャッキャ言いながら走って消えていくカップルを眺めながら、本音が漏れてしまう。
「何だったんだろ」
「な。戻る？」
「うん」
ドンヒョクが私に手を差し伸べてくれた。
ドンヒョクのそういうところが本当に好きだ。
2人で並んで歩いていると、あ！いたいた！と後ろから聞こえた。
「ドンヒョク先輩！モモ先輩！」
「え？どこ？？？」
「ほら前！」
全部聞こえてますけど…
聞こえないふりで歩いていると、
前からも後ろからも数組のカップルが現れて、さっきの子たちと同じように、写真を撮ってくれと私たちを取り囲んだ。
「ど、ドンヒョクこれは」
「…わかんね(笑)」
後輩たちは、「ヤバいヤバい！握手してもらっていいですか！」とか、「ペン！サイン！」とか言ってる。いつからこうなった…？
その場では数組のカップルと写真を撮って、そのあとも声を掛けられるたびに写真を撮って、体育祭は無事終了した。
その後、私たちは何故か神社のように人が集まる、校内の動く恋愛のパワースポットと化してしまった。何故。
_________________
「ドンヒョクが写真撮りに来る可愛い子に持っていかれそう」
「そうなったらごめん」
「正直でいいね、まあ地獄の果てまで追いかける」
「俺多分逃げないよ、迎え撃つタイプ」
「え？私撃たれんの？」
「うん、死なない程度に」
「怖…」
「でもモモは逃げたいと思っても逃げられないよ、可哀想に」
「こわ、別れる」
「それは違うだろ」
「だね。ごめんだいすき」
「…許したくなるのマジムカつく」
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リュイ - ヘチャン君と学生って最強ですよね…ハリ様のお話大好きです。特にこの作品が好きで…これからも頑張って下さい。 (2021年11月11日 7時) (
レス) id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あと、しつこい学園一のモテ男な読めないジェヒョン先輩最高でした、、、、出会いてぇです、、メカウィッシュ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、じぇの御話から追ってハリ様の一番下の作品を読ませていただきました、もう、あの、ほんまに大好きで、途中泣きそうになりながらも楽しくキュンキュンしながら読みました、、！大好きです、明日テストですが手につかなくなりそうです(笑)ドンヒョクのせいだ〜！！ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - nctLoveさん» うわーん返信遅くなって本当に申し訳ないです（ ; ; ）全然平気です謝らないでください(TT)読んでくださって本当にありがとうございます（ ; ; ）ジョンウさん大好き人間なので好きなように書きまくってますが、そちらも引き続きよろしくお願いします(TT)（笑） (2020年9月11日 5時) (レス) id: ffa1c6661f (このIDを非表示/違反報告)
nctLove - ハリさん» ｢ス ｣が1つ多いことにきずきました。申し訳ございません!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: 173906b15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2020年7月1日 1時
