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「しかももう遅いし…先輩イケメンだから襲われますよ」
「モモは？帰んないの」
「帰りますよ？でももう少しかかるので」
「送ってくよ、暗いし」
「大丈夫です！ありがとうございます」
「1人って分かってて帰せる訳無いよね？」
言ってなかった。ドンヒョクを待ってるって。
「ドンヒョクを待ってるので…ほんとに大丈夫です、お気遣いありがとうございます」
私がそう言うと、ふーん、と急に興味を失くしたように外を眺めだした。
「じゃあ、私本戻しに行くのでその間にちゃんと帰ってくださいね！さようなら！」
先輩の返事を待たずに本だけ持って走って逃げる。
まあまあ広いから見つからないだろうけど…鞄忘れた。失敗した。
本があったところに行って、棚に本を戻そうと少しかかとを上げたとき。
急に、誰かとゼロ距離になった感覚。背後からお腹に手を回されて焦る。
焦ったけど、誰だか分かるような気がして黙っていた。
「モモいい匂いする」
「…なんですか先輩、ほんとちょっと…」
ぐぐぐ…と先輩の腕を離そうとするけど、全然かないっこない。
見られたらまずい。こんなの見られたら学校中のいじめの対象になりかねない。
とりあえず諦めずに先輩の腕を掴んで引き離そうとしていたら、耳元でジェヒョン先輩が「べつに誰も見てないよ」と囁いた。
なんで分かったのかちょっとびっくりしつつも、そういうことじゃなくて…と言い訳しながら必死に抵抗。
やっと手を離したジェヒョン先輩は、私を正面に向き直させてもう一度ぎゅううう、と抱きしめてきた。
ドキドキしない自分。恋愛の感覚死んだのかな？と不安になるくらい冷静だ。
冷静というか…見られてたらどうしようってそればかりで、ドキドキしている場合じゃないんだけど。
「好き」
「…え？」
「だから、好きだって」
「そんな訳ないですよ、ジェヒョン先輩、もっと周りを見てください。かわいい子は沢山います」
先輩は私の言葉を聞いて、キラキラの笑顔で微笑んだ。
これは…こんな笑顔で見られたら、さすがにちょっと緊張する。
「俺の中ではモモが最高に可愛いんだけど。出会った瞬間から」
「そ、そんなことは…」
「だから言ったじゃん、俺一目惚れ信じるんだってば」
そしてそのまま、唇が触れた。
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リュイ - ヘチャン君と学生って最強ですよね…ハリ様のお話大好きです。特にこの作品が好きで…これからも頑張って下さい。 (2021年11月11日 7時) (
レス) id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あと、しつこい学園一のモテ男な読めないジェヒョン先輩最高でした、、、、出会いてぇです、、メカウィッシュ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、じぇの御話から追ってハリ様の一番下の作品を読ませていただきました、もう、あの、ほんまに大好きで、途中泣きそうになりながらも楽しくキュンキュンしながら読みました、、！大好きです、明日テストですが手につかなくなりそうです(笑)ドンヒョクのせいだ〜！！ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - nctLoveさん» うわーん返信遅くなって本当に申し訳ないです（ ; ; ）全然平気です謝らないでください(TT)読んでくださって本当にありがとうございます（ ; ; ）ジョンウさん大好き人間なので好きなように書きまくってますが、そちらも引き続きよろしくお願いします(TT)（笑） (2020年9月11日 5時) (レス) id: ffa1c6661f (このIDを非表示/違反報告)
nctLove - ハリさん» ｢ス ｣が1つ多いことにきずきました。申し訳ございません!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: 173906b15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2020年7月1日 1時
