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ドンヒョクが私に向かって手を伸ばして、この手は何だ？握った方がいいのか？とか、余計なことを考えていたら。
「…帰ってたの？桃！」
「…お母さん」
ドンヒョクがちょっと黙ってから、モモのお母さん？と聞いてきて、うん。と答えると、
アニョハセ…こんにちは！と、その見た目からは考えられない元気な少年みたいな声で挨拶をした。
「あら…(笑)まあ、上がったら？」
ニヤニヤするお母さんに促されてドンヒョクがうちに上がる。
ドンヒョクはそのままリビングのソファに膝を揃えて座って、お茶も飲まずにじっと黙っていた。
「桃。いやに韓国語の上達が早いと思ってたら…こんなにかっこいい子見つけたの？お名前は？」
「ドンヒョク」
「ドンヒョクくんとは付き合ってるの？」
「い、いやいや…ドンヒョクはモテるから…」
なら早く桃が貰っちゃいなさいよ！と楽しそうに笑うお母さんがバシバシ私の肩を叩く。気が早すぎる。
私たちが日本語で会話しているからドンヒョクは何を言ってるのか分からなかったらしく、眉を潜めてずっと私を見ていた。
私が韓国語でドンヒョクに伝える。
「お母さんが、ドンヒョクのことすごく気に入ってるみたい。かっこいいって」
「えと、あ、ありがとうございます」
付き合えって言われたことは黙ったままだけど。
「ドンヒョクくん」
突然お母さんがドンヒョクに話しかけて、ドンヒョクはバッ！と顔を上げて、ネ！と大きな声で返した。
「桃のこと、よろしくお願いしますね」
「…？」
「お母さん、ドンヒョクは日本語分からないよ」
「なら桃が通訳すればいいでしょ」
しぶしぶ私が韓国語に直してドンヒョクに伝える。
「お母さんが、私のこと、よろしくって…」
「あ、うん。一生守りますって」
「一生ってなに」
「いいからそう伝えて」
日本語でお母さんに伝える。不本意すぎる。
「一生守りますだって…」
「もー！やだ！若いわねー！」
今度はドンヒョクに手を差し出して握手をするお母さん。かっこいいわー！お母さんホント感激！とか言って楽しそうだ。
結局ドンヒョクはうちでご飯を食べ、帰る時間になって私が玄関外まで見送りに行くことに。
「今日ほんとごめん、いろいろ」
「…ああ、お母様によろしく」
「…うん、気を付けて」
ドンヒョクが後ろを向いて歩き出した背中を見て、一生って何さ…と、恥ずかしくなって私も急いで家に戻った。
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リュイ - ヘチャン君と学生って最強ですよね…ハリ様のお話大好きです。特にこの作品が好きで…これからも頑張って下さい。 (2021年11月11日 7時) (
レス) id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あと、しつこい学園一のモテ男な読めないジェヒョン先輩最高でした、、、、出会いてぇです、、メカウィッシュ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、じぇの御話から追ってハリ様の一番下の作品を読ませていただきました、もう、あの、ほんまに大好きで、途中泣きそうになりながらも楽しくキュンキュンしながら読みました、、！大好きです、明日テストですが手につかなくなりそうです(笑)ドンヒョクのせいだ〜！！ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - nctLoveさん» うわーん返信遅くなって本当に申し訳ないです（ ; ; ）全然平気です謝らないでください(TT)読んでくださって本当にありがとうございます（ ; ; ）ジョンウさん大好き人間なので好きなように書きまくってますが、そちらも引き続きよろしくお願いします(TT)（笑） (2020年9月11日 5時) (レス) id: ffa1c6661f (このIDを非表示/違反報告)
nctLove - ハリさん» ｢ス ｣が1つ多いことにきずきました。申し訳ございません!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: 173906b15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2020年7月1日 1時
