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それから3ヶ月後。
私の韓国語は完璧とは言えないけど、
普通に会話できる程度には成長していた。
日本語を使うこともほぼなくなった。
韓国に来てドンヒョクに出会ってもう半年くらい経つんだから、さすがに上手くなるだろうけど。
そして、今でも何故か私はドンヒョクと一緒に帰っている。
いつものように校門を出て学校の脇の道を歩いていたら、ドンヒョクがいきなり立ち止まった。
「どうしたの」
「ケータイ忘れた。ちょっと待ってて、すぐ戻る」
「うん」
ドンヒョクがそれだけ言い残してダッシュで学校に戻っていくのを見て私も正門まで戻って、
半分閉じている門に寄りかかってドンヒョクを待っていた。
「…モモちゃん？」
背の高い男の人が私の前で立ち止まる。
「…あ、チョンジェヒョン先輩」
「フルネーム(笑)どうしたの、誰か待ってるの？」
「ああ、ちょっと、友人を」
「ドンヒョクでしょ？」
「はは…まあ」
「モモちゃん、俺のこと知ってる？」
「悠太先輩から伺いました…」
「ああ、そう。」
聞いておいて興味無いんかい。
それにしても整ってる、顔が。
そのあとも話しかけてくれたんだけど
先輩が結構早めの口調で私に話しかけてきたのが聞き取れなくて、えーっと、あの、ってなっていたら。
「ヒョン、こいつ日本人。ゆっくり話さないとまだ聞き取れない」
だるそうに歩いてきたドンヒョクが、チョンジェヒョン先輩に向かってそう言った。
「あ、そうだったの？ごめん、知らなくて」
「ああ、いえ…」
「韓国語上手だね？」
私、韓国語上手だって！
嬉しくてドンヒョクの肩をパシパシ叩いていると、
ドンヒョクは私のその手を取って手首を握った。
「勘違いすんな、俺がお前を上手にしてあげたの」
「そうだけど…」
「お前を育てるのにどれだけ苦労したか…」
「ああそうですか！ありがとうございます！」
目の前のチョンジェヒョン先輩の顔は、笑ってるんだか引いてるんだか分からないような笑顔。
笑ってるけど、目の奥はだるそう。
「2人仲良いんだね」
「仲良いっていうか、最初にできた友達で…」
「こいつ俺の妹だもん」
「ドンヒョクのほうが子供っぽいくせに」
不毛なやりとりをする私たちを見て突然興味を失ったのか、
ぽん、と私の肩に触れて、じゃあね。と爽やかに去っていった。
なぜかその日は、よく眠れなかった。
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リュイ - ヘチャン君と学生って最強ですよね…ハリ様のお話大好きです。特にこの作品が好きで…これからも頑張って下さい。 (2021年11月11日 7時) (
レス) id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あと、しつこい学園一のモテ男な読めないジェヒョン先輩最高でした、、、、出会いてぇです、、メカウィッシュ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - あの、じぇの御話から追ってハリ様の一番下の作品を読ませていただきました、もう、あの、ほんまに大好きで、途中泣きそうになりながらも楽しくキュンキュンしながら読みました、、！大好きです、明日テストですが手につかなくなりそうです(笑)ドンヒョクのせいだ〜！！ (2021年5月18日 0時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - nctLoveさん» うわーん返信遅くなって本当に申し訳ないです（ ; ; ）全然平気です謝らないでください(TT)読んでくださって本当にありがとうございます（ ; ; ）ジョンウさん大好き人間なので好きなように書きまくってますが、そちらも引き続きよろしくお願いします(TT)（笑） (2020年9月11日 5時) (レス) id: ffa1c6661f (このIDを非表示/違反報告)
nctLove - ハリさん» ｢ス ｣が1つ多いことにきずきました。申し訳ございません!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: 173906b15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハリ
| 作成日時：2020年7月1日 1時
