元カノに降格しました【宮侑】 (ページ9)

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北「ん？⋯お、今日はいつもより早いんやなA 」

聞こえた声に後ろを振り返ると、北さんが立っていた

「あ、北さんおはようございます！」

北「おはようさん」

尾白「俺もおるで、本当や⋯A今日早いやん！」

「アランくんもおはようございます！たまには早く来ますよ！」

今日は朝からいろんな人の驚いた顔を見る

そんなに珍しいかな⋯？
でも、やっぱり先輩よりも先に来てるって気持ちがいい

角名「早速、侑と喧嘩でもした？」

「第一声からそれ？⋯残念、してないよ」

でもこいつだけはやっぱり、驚いた顔をしない

角名「今日学校来ないかと思った、正直」

「うん、私も休もうと思った、正直」

角名「真似すんなし⋯治は？」

「あっちにいる」

そう言うと角名は、
聞いといて、さほど興味なさそうに目線だけを向けた

角名「俺、嘘ついてなかったろ」

「まぁね、でも本当のことは本人に聞かないと分からないから」

角名「聞くの？」

「とりあえず様子見かな⋯ 」

なんて話を、角名としていると

侑「よしゃ、ギリセーフ！！」

と、言う元気な声が、また私の後ろの方から聞こえた

侑「あ⋯A！おはようさん！」

侑はそのままのテンションで私に挨拶をした

でも、その目は笑っていなかった
これはきっと彼の怒っているサインだろう

そして、さっきまで一緒に喋っていた角名も気付けばいなくなっていた