元カノに降格しました【宮侑】 (ページ6)

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昨日の夜はよく寝れた
よく寝れたから、多分昨日のことはやっぱり夢だったんだろう

そう思い、スマホを開くと最初に出てきた画面は、
ご丁寧にも角名のLINEアイコンと通話終了の文字

「夢であれよ⋯ 」

学校、行きたくないな⋯ていうか侑に会いたくない

まだ少し頭が混乱している

もしかしたら、角名の嘘かもしれない
でも角名が嘘ついているような感じもしなかった

そんな考えが全然消えてくれない

⋯⋯あっ、そう言えば！！

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「治！おはよ！」

治「 ⋯え、おはよ」

治は私を見るなり、分かりやすく驚いた表情した

治と話すためにいつもより早めに準備をして家を出た

昨日角名が、「嘘だと思うなら治に聞け」って言ってたから

学校では侑の目もあり、そんなこと聞けない
増してや、治とゆっくり2人きりになれるタイミングなんてない

それに侑は、私と毎朝一緒に学校に行っているから
私が早く家を出さえすれば治に会えると思ったのだ

治「 A、出る時間間違えたん？ツムまだ家やで？」

「ううん、今日は治と学校行くから」