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「 ごめん⋯ 」
侑「 ごめん?⋯は?なにがごめんなん?何に対して謝っとるん? 」
「 侑に、一緒にいられなくてごめんって 」
侑「 はぁ!?これからも一緒におるやろ!だから謝んなや!! 」
そんな体を揺らさないでくれ⋯酔う
でも、私の中では決めてたよ
次、侑が別れるって言ったら本当に別れようって
女の意地って強いって知ってた?
侑「 まさか⋯!ホンマに好きな人おるんか!?!? 」
「 いや、いないよ⋯そんな人 」
侑「 じゃあ何で別れるって言うん!? 」
「 別れよって言われたから 」
侑「 それは冗談って言ったやん!!! 」
侑くん?この世には言っていい冗談と悪い冗談があるんだよ??
侑「 とにかく、俺はAとは絶対別れないからな!? 」
「 ちょっと退いてよ、教室戻りたい 」
侑「 絶対退かん!! 」
教室に戻ろうとすると、侑が私の前に立ちはだかる
隙をついても、気を逸らしてもその都度抱きしめられる
ちなみにイチャついてるわけではない
侑「 そんな俺と別れたいんか!?!?
なら俺を納得させたらええよ、まあ⋯無理やろうけど! 」
納得⋯納得⋯納得、これ納得させられるかな?
いや、むしろ納得というより⋯まあいいか、とりあえず言ってみよう
「 侑、昨日の帰り⋯私以外の女の子と帰ったよね?
私にはダメって言ってるくせに自分はいいんだ?
でも普通そんなの有り得ないから、浮気じゃん最低 」
そう言うと、侑は分かりやすく図星をつかれたかのように固まった
ちょっと言い過ぎた⋯?
ううん、今までお返しってことにすれば足りないぐらい
そんな侑の隙を見て、私は教室へと戻って行った
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赤羽 - めっちゃ続き気になります!神です! (4月24日 18時) (レス) @page19 id: fb7eac3486 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ur | 作成日時:2024年3月22日 22時