元カノに降格しました【宮侑】 (ページ1)

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侑「せやったら、俺らもう別れよか」

「 ⋯はぁ、」

何度目かの別れ話

事の発端はいつも些細なこと

お互い部活がオフの日は、学校終わりに毎回デートに行く
でも今回は、私がその日に友達と遊ぶ約束を入れてしまったのだ

もちろんそれは前もって侑にもちゃんと話したし、
侑も侑で「ほーん」と返事をしていた

なのに、当日になってみればこうだ

侑「なんっやねん！その返事！」

「いや、だって⋯うん、なんもないごめん」

耐えろ私⋯！！
いくら侑の言ってることが理不尽だからって、
ここで反論したらもっとめんどくさい事になってしまう！！

侑「オフの日は必ず俺とデート行く約束やったやん、忘れたん？
約束破られるんきついわー、んで今回も誰か悪いん？」

侑はそう言いながら、見下すような目で私を見る

いや、前もって言ったし⋯
てか今回〝も〟ってなんだよ〝も〟って
まるで前回も今までの喧嘩も全部私が悪いみたいな言い方

「ごめん、私が悪かった⋯です」

侑「せやな、Aは俺と別れたいん？」

「わ、別れたくない⋯ 」

これが、私達の喧嘩の一連の流れ