rainy days (ページ14)

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高橋「おい !! Aちゃん !!」

廊下を走っている間に

恭平先輩に名前を呼ばれた

高橋「ちょっと、そこ座ろ？」

・

高橋「Aちゃん、どうして出てったの？」

「…」

高橋「言えない？辛かった？」

「))ｺｸﾘ」

高橋「そっか…。

確かにいきなりだったし、見てて辛かった。

けどな？まだよく分からないけど、

きっと長尾の方が辛いと思う。」

その言葉で私はやっと気づいた

謙杜の方が何倍も辛いはずなのに

私はその謙杜に何も声をかけることなく

病室を出てきてしまった

恭平先輩の話は

いつも『卍 !!』とうるさいような人とは

思えないくらいしっかりとした内容で

話を聞いている間に

自然と涙が頬を伝った

高橋「…そろそろ戻れる、？」

「…はい。

恭平先輩、ありがとうございました。」

高橋「うん、大丈夫。」

そう言って謙杜の病室に戻った

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迷走中です…