部屋割り争い ページ26
いづみside
Aくんが部屋を出て行ってすぐ。
｢絶対に俺だ｣
｢俺だから｣
談話室では、天馬くんと幸くんのどっちが203号室を取るかで言い争いが繰り広げられていた。
ただでさえ喧嘩の多かった二人だけど、今回はお互い本気度が違くて。
(Aくん大人気だなぁ……)
なんて場違いな事を考える。
｢あわわわ……二人とも落ち着いて｣
｢はやみん大人気じゃん〜！｣
｢｢別にそんなんじゃない！｣｣
今も一成くんの言葉を否定してるけど、二人共Aくんが204号室なのを知ってから急に203号室がいいって言い出したし、ちょっと無理があるよね。
｢なら二人で203号室は？｣
｢無理だな｣
｢却下｣
ダメ元で言ってみたけどやっぱりダメか。
これが一番平和な解決方法なのに……。
相性ピッタリだと思うんだけどな。
｢大体あいつは俺の専属コーチなんだから、当然俺が隣に決まってるだろ｣
ふふんってドヤ顔の天馬くん。
うーん確かに専属コーチなら……って、え！？専属コーチ！？
｢何その話！？聞いてないよ！？｣
初めて知った事実に、私は身を乗り出しながら天馬くんに尋ねる。
いつの間にそんな事になったの！？
｢あのオーディションの日に決まった。偶にならコーチとして俺を指導するってな｣
｢偶にじゃん。構ってくれないからって妄想してんじゃないの｣
｢なんでだよ！｣
幸くんはそう言うけど、多分天馬くんの言ってる事は本当なんだと思う。
(それにしても、あの天馬くんが自分から専属コーチを頼むなんて……)
やっぱりAくんはただの経験者じゃない。
今度天馬くんにその辺の事ちゃんと聞いておこう。
｢幸くんはなんで203号室がいいの？｣
一応天馬くんには理由あるみたいだし、幸くんの方も聞きたい。
そんな興味本位で声をかける。
幸くんはクールだし、あんまり誰かに懐くってイメージがないから本当に意外なんだよね。
｢偽善者には材料の買い出しとか便利屋の仕事とかで今後結構関わるし、何かと近い方が便利だから｣
｢それなら201でも出来るだろ。俺が203号室な｣
｢はぁ？そっちこそ隣の必要ないじゃん。妄想変態野郎と一緒にしないでくれる？｣
｢誰が変態野郎だって！？｣
｢ちょっ、ストップストップ！｣
もうどうして喧嘩しかしないのこの二人！？
いつまでたっても部屋割り終わらないよ！
(こうなったらいっそ二人共……！)
そう考えた時だった。
｢203号室ですか……｣
突然、背後から暗い顔をした支配人が現れたのは。
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祐(プロフ) - 梨さん» 同じ推しの方に出会えてポンコツ厨の私大歓喜です＼( 'ω')/ﾊﾞｯ いいですよね.........え、おま、監督に惚れ、ちょ、チョロ〜！！ってなった瞬間彼が推しになりました(昇天) (2018年8月12日 23時) (
レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - おんぷさん» コメントありがとうございます！グダグダで薄っぺらくならないよう気をつけてるのでそう言って頂けると励みになります！応援感謝です＼( 'ω')/ﾊﾞｯ (2018年8月12日 22時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - アイトさん» コメントありがとうございます！この作品に時間を割いて下さった上に面白いと言って貰えてとても嬉しいです！頑張らせていただきます＼( 'ω')/ﾊﾞｯ (2018年8月12日 2時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
梨(プロフ) - まさかの最推しが同じでとても嬉しいです……ポンコツ尊い(クソコメ失礼します) (2018年8月10日 1時) (レス) id: f85cb309ef (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 毎回、更新のたびに楽しく読ませていただいております！ペースがゆっくりな分、内容が濃いし面白いので、このまま続けて欲しいなと私は思います！これからも頑張って下さい。応援しております！ (2018年8月10日 0時) (レス) id: 7e9d265bdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐 | 作成日時：2018年7月19日 1時
