たまにはこんな日も ページ8
いづみside
｢ただいまーって、皆どうしたの？｣
フライヤーを配り終え、更に劇団の手伝いをしてきた私が寮に帰ると、談話室には珍しく全員が揃っていた。
｢監督！おかえりなさい！｣
｢ずっと会いたかった｣
｢何かあったの？｣
なんでか皆が小声で話しかけて来るから、私もつられて声が小さくなる。
というか真澄くんさっきまで一緒にフライヤー配ってたよね？
｢これ｣
至さんが指さした方を見ると、立っている皆の間からAくんが見えた。
気を使って至さんや咲也君が腰を下ろしてくれた事で、ソファーで寝ているのが分かる。掛かってる毛布は誰かが用意したのかな。
｢ここで寝てるなんて珍しいね｣
いつもはここに座ってコーヒー飲んでるイメージが強いから、寝てるのを見るのはこれが初めてだ。
(それにしても、改めて見ると……)
柔らかくふんわりとした髪に綺麗な肌。普段の大人びた雰囲気とは違う、幼い寝顔に骨ばった男の子らしい手。
まさに俳優としてふさわしいルックス。むしろなんで今までスカウトされずに、しかもうちの家政夫なんてやってるのか不思議な位。
つい、もったいないと思っちゃうな。
｢！監督がこいつに見とれてる。今すぐ顔を歪ませないと｣
｢やめろ真澄！Aさん起きるだろが！｣
｢A、げっそりネ｣
｢ぐっすりと見た｣
ちょっと！あんまり騒いだらAくんが起きちゃうよ！私は口元に人差し指を立て、必死に皆を静かにさせる。
今ので起きたんじゃないかと思ったけど、それでも寝続けてるAくん。よかった……。
｢よく寝てますね｣
｢うん……普段から色々と劇団の為に考えてくれてるし、疲れが出たのかも｣
｢Aさん、俺らにも結構気遣ってくれるしな｣
｢俺よりエグい悪知恵ばっか働かせやがって｣
なんだかんだで皆心配してたんだろうな。
普段から見てて分かる通り、私含め皆Aくんが大好きだし。
｢……今日は私達が夕飯作ろっか｣
たまには家政夫の仕事も休んでもらおう。
おかげで私がカレーを作っても嫌な顔されなくなったし、作ったら作ったで、家政夫さんが更に美味しくしてくれるしね。
｢手伝います！｣
｢俺も｣
｢A、いい夢ミロヨ！｣
｢なんだろう、合ってるけど違う｣
｢はは、またカレー週間か｣
その後Aさんが寝てる間に、皆で特性カレーを作る。
｢み、皆さん！うちの劇団がネットで拡散されまくってます！｣
私達の驚きの声でAくんが起きた事は言うまでもない。
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祐(プロフ) - こずめさん» お返事遅くなりました！(名前変わっててすみません)もう文章からこの作品を好いてくれてるのが凄く伝わってきます私も貴方様が好きですありがとうございます。夏組編もよろしくお願いします！ (2018年7月21日 23時) (
レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました！本当ですか！？みかさんのA3!との出会いに関われたなんて嬉しいです！この作品書いてて良かったです・ﾟ・(つД｀)・ﾟ・ (2018年7月21日 23時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - イオリさん» お返事遅くなりました！そう言って貰えて凄く嬉しいですヽ( ´ ▽ ` )ノ私も夏組大好きです！ (2018年7月21日 23時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 翔香さん» コメントありがとうございます！大変お待たせ致しました！またこれからゆっくりではありますが続ける所存ですのでよろしくお願いしますヽ( ´ ▽ ` )ノ (2018年7月19日 16時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - Lilyさん» コメントありがとうございます！初期の頃からずっと支援してくださっていたなんて嬉しい限りですヽ( ´ ▽ ` )一応冬まで続ける所存ですので、これからも読んでやってくださいませ＼( 'ω')/ﾊﾞｯ (2018年7月19日 12時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐 | 作成日時：2018年3月13日 10時
