案内役 ページ8
ー前回までのあらすじー
ベンチに座ったら隣に茅ヶ崎至がいたよ！
｢こんにちは｣
隣でめちゃくちゃ爽やかな笑顔を向けてくるたるちこと茅ヶ崎至さん。
うわ画面越しですらイケメン過ぎてるというのに何このイケメン勝ち組すぎる。何が辛いだよ辛いのは推しに出くわした俺の方だよ！
本物だ……本物のたるちだ！！
｢こ、こんにちは……｣
今声絶対震えてた気がする。突然のイケメンにキョドりまくりだよ。
というかよく挨拶したな至さん。今は当然表のエリートバージョンだから愛想よくしたみたいだけど、俺だったら次に切り出す言葉何一つ浮かんでこないぞ……
｢あ、あの、何か御用でしょうカ……？｣
挨拶がすんだと思った途端、品定めするような目で俺の事をじっと見つめてくる至さん。
見すぎだよ何これ怖い。
思わずカタコトになっちゃったよ。
｢君、この辺の人？｣
｢いや、違いますけど……｣
尋ねられ、俺は慌てて首を横に振る。
何一つ考えてなかったけども、俺はこの場合どこの人になるんだろうか。さっきこの世界に来たので……なんて言えるわけない。
恥ずかしさとイタさで爆発すること間違いなしだ。色々と。
｢そうなの？じゃあ観光とか？｣
｢……まぁそんな所だった、り？｣
｢なんで疑問形｣
そりゃ疑問形にもなるって。大体なんでそんな事聞いてくるのこの人。あんたそんなに人のパーソナルスペース侵害するようなタイプじゃなかったよね？
(何とかして切り抜けねば……)
ここでボロを出してしまうのは非常に良くない。というか本編開始前のたるちに会うとかどんなレア展開？
｢ちょっと色々あって道に迷ってしまいまして、生憎と連絡手段も……｣
道に迷うってかもはや人生において迷子してるところだけどね。
帰るったってそもそも今どういう状況に置かれてるのかすら分かってないし。
｢マジか｣
｢マジです……｣
そういえば俺のスマホに入った人生の半分とも言えるゲーム達はどうなったんだろうか。きっつ。
｢とりあえず駅の方にでも行ってみようと思います｣
そう言って、俺はベンチから立ち上がる。
駅に行ったからなんだって話だけど、少しでもこの街を知っておいて損はないだろう。
｢話してたら元気出てきました。ありがとうございます｣
ありがとう至さん。俺、一人でも強く生きるよ！
｢待って｣
……離してくれません？
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祐(プロフ) - 時雨さん» お返事が大変遅くなり申し訳ございません。もしよろしければどの話か教えて頂いてもよろしいでしょうか？分かり次第すぐに編集しようと思います┏○ﾍﾟｺ (2018年10月3日 14時) (
レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 役不足っていうのは自分には役目が軽過ぎで満足できないなんて言うときに使う言葉ですよ (2018年9月10日 14時) (レス) id: cf954cb7db (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 漣凪さん» ありがとうございます！今は面白いの一言が続ける気力になっております。むしろ妄想して貰えるなんて嬉しさで爆ぜそうです。頑張ります！ (2018年3月3日 12時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
漣凪(プロフ) - とても面白かったです！ついつい自身でこの先の展開を妄想してしまいます(←変人)。更新頑張ってください (2018年3月3日 1時) (レス) id: 87e449a00b (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます！文字数制限に毎度ひいひい言っておりますが頑張ります (2018年2月25日 21時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐 | 作成日時：2018年2月23日 1時
