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Too love ページ49

亜嵐side




亜嵐「涼太ー、何したの?」




涼太「え、なんすか」




亜嵐「あのあとか知らないけど俺ん家来たんだよ」




涼太「Aがですか?!」




亜嵐「顔見てすぐわかるぐらい泣いてたみたいで、そのあとケーキ食べてまた泣いて、そのまま熟睡


俺のクリスマス返して」



涼太「え、、、、あ、ごめん、、、、」



亜嵐「いや、そんな真面目に謝んなくていーよ笑 あいつはなんだかんだAに会えて嬉しかったって言ってたし笑笑


んで、何があったの?」



そういうと涼太は黙り込んだ。



昨日のAを一目見た瞬間、何かあったことはすぐに分かった。




でも何も聞かなかった。



聞いたらAの中の想いが溢れて壊れてしまいそうだったから。




しばらくして、やっと涼太が口を開いた。






涼太「俺、、、もうどうすればいいんすかね、、、」






頭を抱えながらそう言った。






亜嵐「やっぱり、まだ無理なの?」






涼太「応えてあげないとなって、


本気だよって思わせるまでに伝えてくれて…



それってそんな簡単なことじゃないのに




初めてのAばっか頑張って、俺なんもできなくて、伝えられないし、応えてやれないし…




そんな自分が本当に嫌になるけど、




やっぱり、、、言えないんだよね、、、






想いを伝えれば、あの子が自分の後ろについて来てくれるって、それが分かってるから、





あのキラキラした目、きっと綺麗なものしか知らないようなあの純粋さを
汚してしまいそうで、、、、




あの子が自分のものってなったら
きっといつかあの子の夢さえも奪ってしまうくらいに、自分の中に閉じ込めてしまいそうで、、、、







Aのこと考えてると、


わけわかんないくらいにブワッて熱くなって、でもそれが幸せで、



でも、その幸せを感じるたびに、同じくらいの大きさ、いやそれより大きい怖さが溢れてくる。」








きっと涼太が戦ってるのは






ただ単に"好き"とか"嫌い"とかじゃなくて、








好きすぎて、愛し過ぎるがゆえに感じてしまう






感情と戦ってるんだ。









愛し過ぎて、、、、ってよく軽々しく言ってしまう時がある。







でも、こんな風に考えている涼太の想いを聞くたびに、








愛し過ぎると何もできなくなるんだ







愛し過ぎると自分が自分じゃなくなってしまうんだって、








そうやって思えるんだ。

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設定タグ:GENERATIONS , 片寄涼太   
作品ジャンル:恋愛
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Ritsuka(プロフ) - わたあめさん» わたあめさんコメントありがとうございます!最高に嬉しいお言葉です!!期待にお応えできるような作品になるよう頑張って書いていきます!! (2017年9月30日 23時) (レス) id: ea33a58a10 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - このお話すごい好きなのでこれからも頑張ってください!! (2017年9月30日 22時) (レス) id: 6f9593d8e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ritsuka | 作成日時:2017年8月10日 20時

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