I'm crazy crazy for you.

▽ ページ38

会社の外に出て、川に沿って歩く。




涼太くんの歩幅。



ほんとはもっと大きいはずなのに、




私がちっちゃいから、それに合わせて歩いてくれる、



優しいほんと、、、、




でも、いつもなら手を繋いでくれるけど




さすがにお外だから、、、、






それだけのことなのに少し寂しい。





寄り道したのは、ジェラート屋さん。





涼太「好きなの選んでいいよ！」





『わーい！！今日暑いもんね！！


しかもすごい美味しそう！！！！』





そう言って振り向いて涼太くんを見ると、





なにかに気づいたかのように外を見てた。





涼太「ちょっと選んでて？」



そう言って、外に行っちゃった。




その様子を見てたら、





あれ、、女の人だよね？？
凄い綺麗な人、、、。




知り合いなのかな、、、？





ずっと見てたら、涼太くんと目が合っちゃった





いけないいけない！涼太くんの邪魔しちゃったよ、、、






そうやって慌ててると、涼太くんは走って戻って来た






涼太「もう決まったの？」





『え！？あ、うん！


いちごがいいな！』




涼太「なら、俺はバニラにしようかな〜



あ、すみません！！

あの、これと、、、」






気になる。





気になる。






さっきの人は誰？






なんで今日、寄り道してくれたの？





気になる。






でも、






なんだか聞けない。

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