I'm crazy crazy for you.

To be conscious ページ32

Aside



"Aは、、、、亜嵐くんのことが本当に好きなんだね。"




涼太くんにそう言われた日からずっと、




このことが頭グルグルしてる。





たしかに亜嵐くんのことは好きだし、涼太くんのことも好き。その好きはなんかちょっと違う。




でも、亜嵐くんに対する好きが


私が知りたい好きって気持ちかどうかはわかんない。



それに、涼太くんに言われた



"これが俺のAに対する好きだから"



って言葉。




あの時感じた、涼太くんの体温とか鼓動とか





それも私の頭をグルグル巡らせた。





どっちも何度も何度も考えたけど、







私のこの気持ちが恋心なのかもわからないし、






涼太くんがどういう意味で私のことを好きでいてくれるのかも曖昧。







ただ、どっちの好きも






今まで私が知ってる"好き"じゃないってことだけははっきりとわかる。







だから、頭が余計グルグルするんだけど、、、






『はぁ、、、、、』





虹架「Aがため息なんて珍しいね？

どうした超ポジティブ人間。」




『どうしたんだろ？わかんない、、、』






虹架「え！なにそれ！！珍しい！！

なに？恋煩い！？？」




『なにそれ、、、？』




虹架「誰か好きな人でもできたの？」




『え、いや、、、別に。』




虹架「なにそれ、いつもとちょっと反応違うじゃん！


え、なにがあったの？？！」




『いつもと違うってどこが？？』



ピロンっ！



『わぁぁぁ！！！』



思わず驚いてケータイを上に投げてしまった




虹架「LINE来ただけでそんな驚かなくてもいいじゃん」



『そ、そだね、、、


あ、亜嵐くんが至急事務所まで来てだって。



ってことで行ってくる！』




虹架「えぇ〜気になる〜〜


絶対今度ご飯いこ？吐かせる！」



『わかったわかった笑』





私は急いで事務所に向かった。

▽→←Any you

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す