I'm crazy crazy for you.

About you and me ページ3

Aside



今日はGENERATIONSのレコーディングに参加した。




やっぱりプロの人は全然違うなって改めて実感する。




ボーカルのお二方はいつもすごくのびのびと歌っていて、



いつか私もこんな風に気持ちよく歌う人のレコーディングにアシスタントとしてじゃなくちゃんとエンジニアとして参加したいって思う。



こんな夢は専門学校生の私にとっては遠い夢なんだけどね…




今日のレコーディングが終わって、片付けをする。



スタジオの掃き掃除、プリントの整理、筆記用具の片付け。




大変だけど、あんなにすごいレコーディングに参加させてもらえるんだからこれくらいなんてことない！





そして、最後に電気を消して外に出る。




しっかり鍵を閉めて、、、





?「お疲れ様です」



え、誰だろう、、、まだこの階に残ってる人って、、


だってこの階にはレコーディング室とあと、、、




『わっ、片寄さん！！お疲れ様です！

まだこの近くにいらしたんですか？』



涼太「ボイトレに行ってました！ほら同じ階にあるでしょ？」



そっか！ボイトレだ！



『すみません、、まだこの建物の配置がよく分からなくて、、、


ここすごく広いですよね！』



涼太「そんなに広くないですよ？笑」



『私から見たらすごくでかいです笑』



涼太「そーなんだね笑

あ、、、、そいえば名前、、、」




『あ、すみません！名乗ってないですよね！


一ノ瀬 Aです！』



涼太「Aちゃんね！

あ、俺は、、、」


『分かりますよ？片寄 涼太さんですよね！』



涼太「そうそう笑」



『よかったぁ、間違えてなくて、、笑

レコーディングされる方のお名前は覚えてから仕事するって決めてるんです！


って、これは常識ですよね笑』




涼太「でも、その常識がこんなに若いのにしっかりできてるからすごいじゃないですか！


だって、僕はレコーディングしてもらうAちゃんの名前知らなかったんだから笑」



『いや、私みたいなちっちゃな立場の人間は知らなくてもいいんですよ？笑

私がやってることなんて、掃除とアシスタントくらいなんで』




涼太「それでもいなきゃいけない存在だよ。


僕たちが綺麗な部屋でスムーズに歌のことだけ考えて歌えるのはAちゃんの仕事があるからだから」



『そう言っていただけて嬉しいです！！
ありがとうございます！！』

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